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エボラ出血熱 米中間選挙の争点に浮上10月20日 8時00分
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エボラウイルスの二次感染が確認されたアメリカでは、世論調査で、感染拡大を懸念し、西アフリカからの入国を制限すべきだという意見が強まっていて、来月の議会選挙に向けて争点の一つに浮上しています。
アメリカでは、南部テキサス州の病院で死亡したエボラ出血熱の患者の治療に関わった女性看護師2人が、エボラウイルスに二次感染したことが確認されました。
こうしたなか、アメリカABCテレビなどが19日に発表した世論調査では、オバマ大統領の対応を支持すると答えた人が41%だったのに対し、支持しないは43%でした。
そして、アメリカで感染の拡大を懸念していると答えた人は65%で、西アフリカからアメリカへの入国を制限すべきだという人も67%に上りました。
オバマ大統領は、現時点で入国を禁止する必要はないという考えを示していますが、エボラ出血熱への対応が来月4日に行われる議会の中間選挙に向けた争点の一つに浮上しています。
また、同じ世論調査で、2016年の大統領選挙について、民主党の候補者としてヒラリー・クリントン前国務長官に投票すると答えた人が60%余りに上りました。一方、共和党の候補者としては、前回オバマ大統領に敗れたロムニー氏に投票すると答えた人が21%とトップに浮上し、国民の間でオバマ大統領の指導力に対する不満が高まっていることがうかがえます。