ニュース詳細
日本とアフリカ結ぶ定期便 就航延期に10月18日 7時41分
西アフリカを中心に患者が増え続けているエボラ出血熱の影響で、アフリカへの渡航客数が低迷していることから、ことし12月から成田空港に就航する予定だったアフリカの「エチオピア航空」は、来年4月に延期することを決めました。
エチオピアの国営航空会社「エチオピア航空」は、成田空港と東アフリカにあるエチオピアの首都、アディスアベバとの間を香港を経由して結ぶ定期便をことし12月20日から週3便、運航する予定でした。
しかし、ギニアやリベリアなど西アフリカを中心に患者が増え続けているエボラ出血熱の影響で、世界的にアフリカへの渡航客数が低迷しているとして、就航時期を来年4月21日に延期することを決めました。
アフリカ諸国と日本を結ぶ路線としては、エジプト航空がカイロと成田空港などを結ぶ路線を運休しているため、「エチオピア航空」が唯一の路線となる予定でした。
「エチオピア航空」から日本での業務を請け負っている代理店は、今回の延期について「エボラ出血熱の影響で旅行客のニーズは著しく低くなっており、採算性を踏まえた判断だ」としています。