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橋下市長が「在特会」と面会
10月20日 19時18分

橋下市長が「在特会」と面会
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ヘイトスピーチと呼ばれる民族差別的な言動や行為をめぐって、大阪市の橋下市長は、在特会・在日特権を許さない市民の会の会長と面会しましたが、互いにみずからの主張を展開し、面会は10分足らずで終わりました。
大阪市役所での面会は、先月、在特会側から要望があったのを受けて行われたもので、在特会からは、桜井誠会長が出席しました。
冒頭、桜井氏が、「どういう発言をヘイトスピーチと言うのか」と疑問を投げかけたのに対し、橋下市長は、「民族や国籍をひとくくりに評価する発言は大阪ではやめるべきだ」と述べました。
そして、橋下市長が、「参政権を持たない在日韓国人に言うのではなく、国会議員や政府に言うべきだ。または、民主主義のもと来年春の統一地方選挙に立候補して訴えるべきだ」と指摘すると、桜井氏は、「朝鮮人を批判することがいけないことなのか。何の権限があって大阪市長が言うのか。わたしのような政治にまったく興味がなく、政治を信じていない人間が、政治の場に出るのは冒とく行為だ」と反論しました。
さらに、橋下市長は「きちんとした政治的主張と通常の表現の自由でおさまるような主張に変えるべきだ」とと求めたのに対し、桜井氏は、「われわれは民主主義のルールに基づいてデモ行進をしており、民主主義や言論の自由を否定するのはやめるべきだ」と述べるなど、両者は互いにみずからの主張を展開しました。
面会の中では、相手の呼び方をめぐって、橋下市長と桜井氏が詰め寄る場面もみられ、10分足らずで終わりました。