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朝鮮通信使行列を再現 清見寺で交流の宴も 静岡

(2014/10/20 10:48)
朝鮮通信使ゆかりの清見寺(奥)に向かう再現行列の一行=静岡市清水区

 朝鮮王朝が江戸幕府に送った外交使節「朝鮮通信使」の行列を再現した催しが19日、静岡市清水区興津地区で繰り広げられた。地元住民と公募で参加した120人が、同地区の旧東海道を華やかに練り歩いた。
 一行はJR興津駅前から通信使ゆかりの清見寺まで約1・2キロを、時代衣装をまとい通信使、警護の武士などにふんして歩いた。道中では朝鮮半島の伝統の打楽器「チャング」でリズムを刻んだ。
 清見寺では通信使と幕府側代表の交流の宴(うたげ)を再現。日本と朝鮮の音楽を互いに奏で、当時のもてなし料理も展示した。宴には李寿尊駐横浜韓国総領事、田辺信宏静岡市長らが立ち合った。
 催しは興津地区で歴史文化の継承に当たるNPO法人「AYUドリーム」(雨宮令子理事長)が毎年開催している。朝鮮通信使の関連資料をユネスコの世界記憶遺産に登録しようとする動きが芽生えていることを踏まえ、雨宮理事長は「考証を重ね、史実に一層忠実な行列を目指したい」と話した。

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