波紋呼んだパリのオブジェ、空気抜かれる 作家は再展示断念
2014年10月19日 16:45 発信地:パリ/フランス
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×パリ(Paris)市内バンドーム広場(Place Vendome)で空気を抜かれた、米芸術家ポール・マッカーシー(Paul McCarthy)氏の作品「Tree」(2014年10月18日撮影)。(c)AFP/MARTIN BUREAU
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【10月19日 AFP】パリ(Paris)市内バンドーム広場(Place Vendome)に展示され波紋を呼んだ風船状の巨大オブジェ「Tree」が18日、何者かによって倒されたうえ、空気を抜かれてしぼんだ。これを受けて作者の米芸術家ポール・マッカーシー(Paul McCarthy)氏(69)は、再展示を行わない意向を表明した。
作品は16日、ナポレオン(Napoleon)像が掲げられている同広場の円柱の隣に設置された。しかしその形が大人のおもちゃに似ているとの反発を招き、マッカーシー氏が通行人に顔を3発平手打ちされる事態まで発生。そしてこの日、高さ24メートルの作品を支えていたケーブルが切断され、作品はあえなく石畳に倒れた。作品を展示した国際コンテンポラリーアートフェア(FIAC)の関係者は、作品を膨らませていた空気ポンプの電源も抜かれたと語っている。
高級ホテル「オテル・リッツ(Ritz Hotel)」に近い場所に作品を展示したFIACは、「作者は再展示を行った場合にトラブルが発生する可能性を不安視している」と述べた。マッカーシー氏本人は、「様々に解釈可能な表現方法としてオブジェを捉えた沈思ではなく、暴力的な反応を目の当たりにした」とコメントした。
論議を呼ぶつかみどころのない芸術作品で知られるマッカーシー氏にとって、性の話題にオープンだとされるパリでの今回の騒動は意外だったという。(c)AFP