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英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【プロ野球】ハム連勝でタイ2014年10月18日 紙面から
◇クライマックス・パ ファイナルS第3戦(ヤフオクD) 日本ハム12−4ソフトバンク日本ハムが中軸の本塁打攻勢で大勝した。1回に3番陽岱鋼のソロと小谷野の3ランで4点を先行。2回に陽岱鋼の2打席連続となる3ランでリードを広げ、4番中田も6回に3ランを放ち突き放した。吉川は6イニング3失点と粘った。ソフトバンクは先発の摂津の乱調が誤算だった。打線は14安打と相手を上回りながら4得点と決定打を欠いた。 ◇ とうとう捕らえた。日本ハムは12−4の圧勝で連勝し、アドバンテージを含め2勝2敗の五分に星を戻した。栗山監督は「これでファーストステージと同じ、残り3戦でどっちが先に2勝するかでしょ。ホントの勝負はここから。あと2つとか考えず、とにかく明日を全員で勝ちに行く」と、気勢を上げた。 流れを持ってきたのは、ここまで絶不調の陽岱鋼だった。1回2死で右翼席へのソロで先制すると、これが契機になって小谷野の3ランを呼び込み一挙4点。「とにかくほっとした。走りながら泣きそうだった。1本出て気持ちが楽になった」。2回は相手失策でもらった2死二、三塁のチャンスを逃さず、2打席連続となる3ランをバックスクリーンへ放つと、第4打席にも左前打を放ち猛打賞だ。 シーズン中はチームトップの打率2割9分3厘、中田に次ぐ25本塁打と、中軸として常に打線を引っ張ってきた男が、ファーストステージから5試合でわずか2安打、打点なし、23打席のうち三振が12と快音が途絶えていた。試合前は「何が起こるか分からないから」と、わらをつかむような思いでセーフティーバントの練習を繰り返したが、それによって「球をしっかり見られるようになった」という。 「一生懸命になるほどバットが出なくなるのは責任感の強いアイツらしい。皆それが分かるから、アイツに打たせてやりたかった」と栗山監督。それだけに、不振に苦しんだ男の一発で打線に火が付いた。 6回1死一、二塁では、中田が左翼席へ3ランをぶち込んで、陽が引き寄せた勝利を決定付けた。CS史上初となる4試合連続本塁打には「チームが1試合でも多く勝つために頑張っているんで、そういうの(記録)は頭に入れてない」と素っ気なかったが、「岱鋼さんはここってところで打ってくれるから、心配していなかった。続けて良かった」と、自分のことのように喜んだ。キーマンの復調&主砲の好調で、リーグ3位からの日本シリーズ進出が現実味を帯びてきた。 (竹村和佳子) PR情報
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