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【格闘技】

WBAのS・フライ級王者・河野が初防衛戦での必勝誓う 大みそかのトリプル世界戦

2014年10月17日 紙面から

大みそかにタイトルマッチを行う河野(左)、田口(中)、内山=東京都港区のテレビ東京で

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 河野は興毅無視!? 大みそかに開催されるトリプル世界戦の発表記者会見が16日、東京都内で行われ、WBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(33)は同級5位ノルベルト・ヒメネス(23)相手に初防衛戦に臨むことになった。勝てば、同級2位の亀田興毅(27)=UNITEDジム=との防衛戦が再度浮上するが、さんざん振り回された経緯もあり、河野は「あえてやろうとは思わない」と無視を決め込んだ。また、WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(34)は昨年大みそか以来、1年ぶりの9度目の防衛戦で“爆勝”予告。初世界戦のWBA世界ライトフライ級9位田口良一(27)は同級王座に挑戦する。

 待望の防衛戦に河野は思わず武者震いした。

 「試合が決まって、うれしい。何度も決まりかけて消滅した。モチベーションづくりが大変だった。何が何でも勝つ」

 同級2位・亀田興との防衛戦が何度も浮上しながら、その都度消えた経緯がある。河野陣営はこれまで8、9、10月と3度にわたり、東京都内の試合会場を押さえたが、興毅の移籍問題が解決せず、実現しなかった。

 河野も「亀田戦はプレッシャーもかかるが、注目度が違う。一時は(実現のため)海外に行くことも覚悟した」とやる気満々だったが、「今は次戦に集中したい」。大みそかの大一番に勝てば、再び興毅戦(他ジム移籍が条件)も選択肢に上るが、「もう、あえて、やろうと思わない」。興毅戦へのモチベーションは低下しているようだった。

 相手のヒメネスは最初の10戦こそ大きく負け越すなど、さえなかったが、巻き返しに成功。目下18連勝中(2分挟む)という大変身男で、河野も「向かってくる相手。逃げずに打ち合いたい」と警戒感をあらわにした。

 同級王座を前回保持していたとき、河野は2013年5月の初防衛戦でソリスに僅差の判定負けを喫し、悔し涙を流した。同じ轍(てつ)は踏まない−。「必ず勝って防衛する」と必勝を期した。 (竹下陽二)

 

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