県内ニュース

主要

  • Check

いわき明星大看護学部設置目指す 来年度にも文科省に申請

 いわき市のいわき明星大は、平成29年度の看護学部(仮称)設置を目指す。地域医療の担い手となる人材を育成し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に向かう地域を後押しする。同大を運営する明星学苑の小川哲生副理事長らが10日、市役所で記者会見して発表した。
 同法人は今年度内に学部設置に向けた検討委員会を発足させ文部科学省との事前協議に入る。詳細な学部内容、募集定員などを詰めた上で27年度にも文科省に設置申請する。
 同大は原発事故の風評被害などを受け、27年度から科学技術学部の学生募集を停止する。このため来年度学生が入学するのは人文学部を改組する教養学部と、薬学部の二学部となる。看護学部の設置により再度三学部体制とする方針だ。同大によると、県内の四年制大学の看護学部は福島医大のみ。
 記者会見には小川副理事長のほか、山崎洋次学長、宮腰俊行事務局長代理兼学長室長が出席した。設置に向けた課題として高い資質を持つ教員の確保などを挙げた。山崎学長は「薬学部で培ってきた医療教育資源などを有効に活用していきたい」と述べた。

カテゴリー:主要

記者会見する(左から)小川副理事長、山崎学長、宮腰事務局長代理
記者会見する(左から)小川副理事長、山崎学長、宮腰事務局長代理

主要

>>一覧