焼いたあじ、イワシなどの近海魚をほぐし、焼き味噌をのばした汁に、豆腐、きゅうり、青じそなどの薬味を入れてアツアツのご飯にかけて食べる夏の名物料理です。
みそ・・・ | 100g | ねぎ・・・ | 30g |
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いりこ・・・ | 50g | きゅうり・・・ | 中サイズ1本 |
ピーナッツ・・・ | 50g | 豆腐・・・ | 1丁 |
ごま・・・ | 20g | だし汁・・・ | 700cc |
いりこの腹わたと頭を取り、身をほぐす。フライパンでこんがり炒める。 | |
すり鉢でいりこ・ピーナッツ・ごまをよく擦る。 (ミキサーにかけても良い) |
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みそを |
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豆腐は手で潰すようにほぐす。キュウリ・ネギは小口切りにして入れ、トウガラシを少々加えてでき上がり。 |
宮崎県の代表的な郷土料理。料理の分類上は汁かけ飯。その起源は鎌倉時代で「武家にては飯に汁かけ参らせ候(そろ)、僧侶にては冷や汁をかけ参らせ候」と鎌倉管領家記録に著されています。僧侶によって全国に流布したのがほとんどすたれ、気候風土に適していたと思われる所にのみ残ったとされています。
時代の推移とともにいろいろと形が変化していますが、原形に違いないと思われるのは宮崎県のみです。交通が不便だったため、他の影響を受けずに現在に伝えられたとされています。
小鯵を煮干にしたものの頭と内臓を取り除き、一度空煎りして煎りゴマ、焼き味噌と一緒に良くすり合わせ、だし汁でのばして用います。青じそ、キュウリ、豆腐をそれぞれ細かく切って飯にのせ、その上から冷たい汁をかけます。飯は本来麦飯を用います。そこにもこれが昔日のまま伝えられたものと言える要素があります。本県の夏の風物詩ともいえます。