アメリカの若い夫婦が、レストランで66ドルの会計に100ドルものチップを弾んだ。余程素晴らしいサービスを受けたのかと思いきや、全くその逆だったというから驚きだ。
スティーブン・シュルツさんと妻のマケンジーさんがその店を訪れたのは、結婚記念日の夜。が、大切な記念日に選んだその店でのサービスは、実にお粗末なものだった。
「水が来るまで20分、前菜が来るまで40分、メインが来るまで1時間以上」待たされたという。
が、そんな夫妻の目に留まったのは、たった一人で12のテーブルを担当し、店内を必死で駆けずり回っているウェイターの姿だった。サービスが遅かったのは、明らかに店の人手不足が原因だったのだ。そんな状況でも嫌な顔一つせず働くその姿に、昔の自分たちを重ね合わせた夫妻。
「私たちも、かつては同じようにレストランで働いていた。辛い仕事で、でもチップを励みに頑張っていた」
どの客も散々待たされ不機嫌だったその夜、懸命に働くその彼が貰えるチップはゼロに近いと思われた。夫妻はレシートに労いの言葉と100ドルのチップを残し、ウェイターが気づく前にそっと店を出たという。
まるで映画のようなお話、マケンジーさんは「他人を批判する前に、その人の状況をもう一度よく見てみれば、全く違うように見えることもある」と語る。
A young couple in the US has left a waiter a $115 tip despite receiving poor service, after choosing to ‘pay it forward’.
http://finance.ninemsn.com.au/newsbusiness/aap/8912944/couple-pays-it-forward-with-100-tip
Couple Leaves Waiter a $100 Tip for Bad Service
http://www.usmagazine.com/celebrity-news/news/couple-leaves-waiter-a-100-tip-for-bad-service-facebook-message-2014309
(著:マイナビウーマン編集部)