2014-10-16

風俗嬢になって3ヶ月が経った

ただ綴りたいだけなんですわ。読み流してやってください。

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26歳、社会人4年目にして会社を辞めた。

大学卒業とともに、受託制作会社Webデザイナーになった。

Webサイト制作は、小学生の頃に「ホームページ作成」をはじめたことからズルズルと職業にするまでになった。

会社を辞めたのは、ただ、受託制作疲れたから

少しディレクター業もさせてもらっていたが、営業の理不尽さとクライアントのいい加減さが嫌な案件にあたった。

我慢しきれなかったんすわ。

7月はまるっと有給休暇だったから、働いているのに給料が発生する幸せ時間だった。

その間に、旅行をした。その後に稼ぐ宛もないのに旅行をした。金は尽きた。

8月中旬には尽きる計算

ずっと興味のあったセクキャバ面接に行った。

チャットレディもオナクラでの勤務経験もあり、乳ぐらい触られてもなんともねえやって思っていた。

面接を申し込んだところは、「昼キャバ」「夜キャバ」と分かれているところで、夜キャバ開店前だった。

エレベーターを降りて、フロントの人に声をかける。

「あの、電話面接をお願いしました。●●と申します!」

「●●さんね、」

一瞬、ほんの一瞬で全身を見られた。

「ここで待っててね」

と言って通されたのは、開店前のたばこ臭い個室ブースのようなところ。

その後、少し明るい待合室に呼ばれた。

「夜キャバ希望?いやぁ、ごめんね、夜は向いて無いよ。昼じゃだめですかね?昼ならなんとかぁー」

あ、こいつ乗り気じゃねえ。向いて無いって見ぬかれたくさいぞ。

「んー、そうですかー」

ちょっと考える振りをする。

「では、今回はご縁がなかったってことで、お時間の無い中すみませんありがとうございました。失礼します。」

外見には自信があった。

恋で遊べた中高校生の頃もモテたし、大学に進学してからは大人の人にもモテるようになった。でも、セクキャバには向いてなかったらしい。

化粧もいつもより濃い目にしたし、久しぶりにネイルも凝ったのにショックだった…

外見がギャルっぽくないと、というより、華やかさ、一緒に歩いてステータスになるような見た目、それじゃない、ということらしい。

そこまでのレベルじゃないとダメなのかぁ。世知辛いなぁ。

お金に困っている。勢いでこのまま他に行くしか無い。最寄りのヘルスを探した。

そこまで濃厚サービスをする予定はさっきまで、なかった。なかったはずなのに、Webサイト比較しはじめていた。

Webサイトの印象の良かったところに電話をかけた。

本日面接をお願いできますでしょうか…難しいですかね?」

感じの良いお兄さんが出てくれた。

大丈夫ですよ!あ、今から1件面接入ってるので、19時からでも問題ないですか?」

すぐ店舗を案内してくれた。

池袋西口ラブホ街のあたりに店舗があった。

店舗入り口、手前がお客様用の受付になっている。奥に女の子対応をするスペースがあった。

奥に通されたときには、「あ、逃げられないのかな」と一瞬思い、不安になる。

もし、嘘の店舗だったら、このまま威圧面接受けてレイプビデオ撮られるのかな、とか、AVシチュエーション

想像に持ち出してドキドキしてた。

メディアの影響受けすぎ。

店長と思わしき男性面接担当してくれた。

風俗経験ヘルスを志望する理由、月にいくらほど稼ぐつもりで働くか、などなど聞かれた。

いろいろ話をして、結果、働くことに。

写メ日記更新方法、いつから働ける、研修の日取り、写真撮影の日、などを確認してその日は帰路に着いた。

後日、写真撮影スタジオとして、鶯谷の「本社」を案内された。

そこで気づいた。自分は、大きなグループ系列店舗に応募していたらしい。

本社雑居ビルがまるっとその系列で、待機部屋、メイクルーム、スタジオ、すべて入っていた。

メイクルームでメイクをしてもらい、Eカップおっぱいをぎゅっと寄せられる。

これまででいちばんボリュームがあり、いちばん苦しい「おっぱい」が出来上がった。

これぞ、まさに、おっぱいだ、と言えるようなおっぱいが出来上がっていた。

スタジオに呼ばれて写真撮影をされる。

普通の、誰かが住んでいるような、そんな内装の部屋だった。

カメラマン男性と二人きりで、わりと辛い体勢をとってパシャパシャされた。

出来上がりを拝見したが、「すごい…」の一言に尽きる。

モデル生業に出来る人はすごいと思う。

よく、グラビアアイドルはみんな無理な体制所為骨盤が曲がっている、と聞くが、あれって本当なんだろうなあって身を持って感じた。

スタジオでの写真撮影の後、実際のヘルスの一連の流れのために店長と二人きりでラブホに行った。

店長はとても気を使う方で、むしろこっちが恐縮してしまうほどである

「●●ちゃん、ごめんね!使いものにならなくてごめんね!職業病みたいなものからちょっと待って、今、すっごくエロい妄想する!」

店長のモノはぜんっぜん勃たない。

ほぼ毎日たくさんの女の子の相手をするうちに、裸は見慣れてしまったとのこと。

そして、発射までする必要はないため、別にギンギンにさせなくてもいいみたい。

最低限必要なところまで勃起させ、その後、素股の練習をさせてもらった。

研修後、ちょっと世間話をしていたとき店長に言われた。

「この業界は、女の子はいつまでも続けられるわけじゃないから。だから、いくらまで貯まったら辞めるとか、目標を決めて始めてね」

ここまでが、すべて3ヶ月前の話なのかと思うとびっくりする…

2014年のひと夏は風俗嬢として過ごしてしまった。

今は、デザイナーとして知り合いの事務所の手伝いをしながら、風俗嬢を続けている。

収入感覚おかしくなることのない範囲まで稼いでいる。

風俗嬢は結局個人事業主扱いになるわけで、だったら、フリーランスとして立てなおして税金の手配とかも一緒に進めてしまっていいかなあと思い始めている。

気づいたら、本指名も月に3本はとるようになっていた。会いに来てくれるお客様ができると、やはり嬉しい。

ただ、店長に言われたことは守りたいと思う。

こういうことを言ってくれるこの業界の人ってそうそういないんじゃないかな…

お店を持ちたいとかの野望がなく、この業界から完全に切り離された方へ戻りたいのであれば、早々と消えなければいけない。

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