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県内「いじめ」全国最少 25年度小中高と特別支援学校

 文部科学省は16日、平成25年度の児童生徒の問題行動調査結果を発表した。県内の国公私立の小中高校、特別支援学校で認知されたいじめは258件で、前年度より488件減少した。千人当たりのいじめ認知件数は1・2件で、全国で最も少なかった。
 いじめの認知件数、暴力行為の発生件数、不登校の児童生徒数は【表】の通り。いじめの件数のうち、98%に当たる253件は公立校で確認された。内訳は小学校101件、(前年度比181件減)、中学校116件(同181件減)、高校34件(同102件減)、特別支援学校2件(同4件減)。ひやかしやからかい、悪口などが目立った。
 県教委は、いじめの認知件数が減った要因について、24年度に全国で初めて作成した県独自の道徳教材の活用や、中学校と高校で生徒の悩みに応えるスクールカウンセラーの配置がほぼ100%となったことを挙げている。
 県内の暴力行為の発生件数は国公私立の小中高校で187件となり、前年度より30件減った。18年度以来8年ぶりに減少に転じた。このうち、167件は公立校で起きた。
 県内高校の中途退学者は602人で前年度より4人増えた。中退率は1・0%で前年度に引き続き全国で最も低かった。

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