社会

気象庁が硫黄山に噴火警戒レベル導入を検討
(鹿児島県)
御嶽山の噴火を受け、火山の防災を見直す動きが広がっている。霧島山のえびの高原にある硫黄山について気象庁が噴火警戒レベルの導入を検討していることがわかった。気象庁は今月8日、えびの高原の硫黄山について今年8月20日に火山性微動が約7分間観測されたことを発表した。火山性微動は地下でマグマや水蒸気などが移動したことを示していて、えびの高原では去年12月ごろから火山性地震もたびたび発生している。こうしたことから気象庁は、霧島山では新燃岳、御鉢に続いて3か所目となる「硫黄山」への噴火警戒レベル導入に向けた検討を始めていて、今後地元の自治体と調整を進める方針。気象庁の担当者によると「噴火警戒レベルが導入されれば万が一の時、立ち入り規制などの防災対応がスムーズに行える」という。
[ 10/17 18:48 KYT鹿児島読売テレビ]