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カメムシ大量発生 柿の産地で被害
10月19日 4時11分

カメムシ大量発生 柿の産地で被害
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柿の生産量が全国一の和歌山県の北部の柿畑でカメムシが大量に発生し、収穫期を迎えた特産の柿に被害が広がっています。

カメムシの被害が広がっているのは、紀の川市やかつらぎ町など主に和歌山県北部の柿畑です。
県の果樹試験場かき・もも研究所が紀の川市に装置を設置して調べたところ、「チャバネアオカメムシ」など3種類のカメムシが5月から急激に増えていることが分かりました。最も多かった8月に捕獲されたカメムシの数は、ここ数年に比べると2倍から10倍近くに上るということです。柿の実はカメムシに汁を吸われると、へこんで黒ずんだり病気にかかって軟らかくなったりするということです。
平井國雄さんの畑では6月以降、被害が相次ぎ、ことしの甘柿の出荷量は去年の半分ほどに減る見通しだということです。平井さんは「柿農家を始めて38年ですが、ことしは被害が最も大きいです」と話していました。県果樹試験場かき・もも研究所の木村学主査研究員は「ことしはカメムシの餌になる杉やひのきの実が例年より少ないため、柿の被害が増えているとみられる。農薬を適切に使って寄せつけないようにすることが大切だ」と話しています。

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