ついにIEの旧バージョン問題に引導渡る

いつもネットトレンドはSEOから。

◆一昨日までの状態まとめ
１．SSLを使うサイトは検索エンジンから評価されるとの噂があります。
また、そうでなくても会員情報を扱うサービスサイトのSSL化は必須でした。
何故かと言うとスマホ＋無線LANで、比較的カジュアルに盗聴される可能性があるからです。

故に、特にサービス系サイトは入り口からSSLによる暗号化通信によってのみ接続可能なサイトが増えていました。

２．別の話で、かつて隆盛を誇ったIE6をいつまでサポートするか問題というのが懸念としてありました。

「まぁ正式対応してなくてもつながるならいいか、まだXPでバージョンアップできないユーザーもいらっしゃるし」
ぐらいの感覚で、何も真面目に正式対応はせずとも、つながる可能性を維持しておくのが大人の判断だったと思います。

シェアの話を出しても、もともと全体的にはレアな方々をどこまでサポートするかという話なので情報弱者切り捨て（butリアルではお金持ち？）みたいな話になってしまうと結論がなかったのが事実だと思います。

◆昨日からの状態

しかし、今度のPoodle問題で確実にIE6には引導がわたりました。

様々なサーバーのPOODLE SSLv3脆弱性(CVE-2014-3566)対策のまとめ

えーと、この対策をするとIE6の標準設定のままでは重要な情報のやりとりをするWebサイトにつながらなくなってしまうようです。

少し極端な表現をすると、IE6でインターネットを続けるのは事実上不可能な状態になります。

もうTwitterもFacebookも繋がらないです。

でも「ようです」って曖昧な言い方をしてるのは、まだGoogleがSSLで繋がってるので、どうしてるのかよくわからないからです（すいません調べてないです）。もし同じ対策で繋がらないようになれば、今後、IE6ではブラウザの設定を変えないとネットに繋がらなくなるでしょう。

しかし、今もってIE6を使われている方は、そもそも最新のパソコンを買う必要がないからIE6 + XPが維持されていたわけなので、SSLの設定を変えてくださいなんてお願いをするのはナンセンスだと思うので、Chromeなどに乗り換えていただくのが現実的な手段になるでしょう。

しかし、Chromeに切り替えたところでサイト側の状態によっては繋がらないなどの問題があるようでした。Firefoxなら繋がったのですが、もうややこしい。XPで快適にインターネットを続けるのはほぼ不可能だと思ったほうがいいでしょう。手元に別のOSやスマートフォンがあればつながらないことを検証するのは簡単ですが、パソコンが１台しかなければ繋がらないことの問題解決は相当面倒くさいと思います。これを解決するリテラシーがあったり、ネットが好きな方なら、もうXPはやめている筈なので。

XPのオワコン感が一気に来ましたね。

クラウドワークスさんではIE8,IE9でも問題があったそうで、IE11でのアナウンスをされていました。
BASEではIE9ではつながるのは確認していますが、いずれにせよ新しいバージョンになればIE11かChromeに変えるしか手がないので、まぁそういう流れなのだと思います。

しかし、制作側では長らく懸案だったIEバージョン問題が、こんな形で決着するとは。企業内パソコンにおいては、不自由極まりない判断をしていかないといけないかもしれないですが、インターネットにつながるということは、時間を止めることは損失である、という価値観を見なおしてもらって、進化していきましょう！

余談ですが、三菱東京UFJ銀行さんの法人向けのオンラインバンキングであるBizStationは、来年の頭に「XP sp3 + IE6」でならまだ繋がりますよというセキュリティポリシーの変更があって、顧客一軒一軒電話をかけたり、DM送って、かなりお金をかけて、アナウンスされていましたが、これ見直しですかね。確かSSLの仕様変更だったような記憶があるので大丈夫なのかな。

もしXP☓になると大変だ。手元のVAIO Z + win7でBizStationに繋がらない問題というのが解決できずに、なんどもアカウントロックされてまして、ずっとXP使ってたんです。BizStationをお使いの方ならご存知でしょうが、証明書の不適合も含めて、３回ぐらいログインに失敗するとアカウントロックされるんですが、その後は、何の手がかりもなくログイン失敗が続き、状況がまったくわからないままスルーされ続け、コールセンターに電話して初めてロックされてることに気が付き、なおかつ、郵送申請で新パスワードの発行まで状態が戻る、そこまでに約１週間、、というセキュリティ完璧仕様なので、解決までの試行錯誤がホント辛いんです。Macに移行したい。