台風が直撃した先週の3連休だったが、なんとか1日だけでも出かけないともったいないと思ったので、天気は良くなかったけど熊本県にある「俵山」に登山した。
今回はその時撮った写真をあげてみようと思う。
俵山(熊本県阿蘇郡)
俵山は熊本県阿蘇郡南阿蘇村と西原村にまたがる山で、阿蘇の山々の中ではそれほど標高は高くない1,095mだ。登山初心者の自分でも登れるだろうと思ってチョイスした。阿蘇周辺の眺望がよく人気もある。
スタート地点の俵山展望登山口。駐車場、トイレがあって便利。ここにくるまで車でだいぶ登ってこれるのですでに周囲はいい景色だ。朝10時ごろに着いたので、すでにたくさんの人が山に登っているようだった。
駐車場からすぐ近くの展望台からの眺め。俵山は阿蘇外輪山の一部で、阿蘇山と阿蘇山を囲む外輪山がよく見える。晴れてたら遠くまで澄み渡って見えそうだった。
展望台の脇に登山口がある。目安だが、普通に登って山頂まで90分らしい。山に入っていきなりなかなかの急こう配を登ることになったので絶望したが、15分も登ればひらけた道に出た。
近くに「西原ウインドファーム」があり風力発電の設備がたくさん並んでいる。この日は台風の前日ということもあり、えげつないスピードでタービンが回っていた。今日はいつもより余計に回っておりますと聞こえてきそうだった。
こんな感じで道を囲むようにススキが自生している。風に揺れるススキを分け入って進むようで、なんだか映画のワンシーンみたいだと思った。
ススキを堪能してもらうために、何枚か連続に。
秋の風物詩ともいえるススキをだいぶ楽しんだころ、「山頂まで65分」の看板が現れる。この辺りからは林の中に入っていく。
山の近くで育ったのでこういう山道は慣れたもの、というか庭くらいの感覚である、と思ってたら足を滑らせてお尻から着地してしまった。土が少しぬかるんでいるから気をつけてほしい。向かいの方から下山してくる山ガール3人に衝撃の瞬間を見られても泣かない強さを持っていてほしい。
花もきれいにちょこんと咲いていた。山登りといったら花を愛でるのも楽しみの一つである。高山植物に精通する登山家も非常に多い。それくらい登山と植物の親和性は高いといえる。でも、ごめん、全然名前知らないや。だれか教えてほしい。
林の道をしばらく進むと工程の半分は過ぎたようで、「山頂まで30分」の看板がある。ここからは林を抜けて進むことになる。
最初にきつい登り道があって、しばらくは平たんな道を進んできたが林を抜けると最後の難関といえるような急こう配が見えてきた。遠くからたくさんの人がきつそうに登っているのが見えた。
近くから登り道を見るとこんな感じ。なかなかきつい。とうに定年退職を迎えたであろう老年の方が元気に登っていて、「山の力すげー」と思ったものだ。
団体さんたちと登って...
頂上到着ー!!
天気がいよいよ怪しくなってきて、あまり遠くまで見ることができなかったがいい景色だった。山頂の空気は澄んでいてうまい!山登りの定番である山頂おむすびを食して下山するのであった...
他にもオススメスポット
天高く馬肥ゆる秋にぴったりな俵山登山。実は登山だけでなく俵山周辺にはオススメなスポットが他にもある。この時期は「俵山交流館 萌の里」にあるコスモス園が満開を迎えていて非常にきれいだ。実際山登りに向かう人より数倍近くの人がコスモス園を訪れていた。登山後にはぜひ行きたい温泉も近くにあり、登山で疲れた体を癒すこともできる。
台風が過ぎてこれからはすがすがしい秋晴れが続きそうだ。週末に好天に恵まれたのなら、ぜひ俵山に訪れてほしい。