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【現代史家・秦郁彦氏に聞く(2)】朝日記事取り消しで素早く手を打った韓国

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【現代史家・秦郁彦氏に聞く(2)】
朝日記事取り消しで素早く手を打った韓国

 「何もあんな訂正記事を出すことはない。『匿名A』ではなくて『匿名B』の元記者が私らしいと名乗り出た、という話なのだが、誰が書いたか断定できるまで訂正記事を待った方がいいのに。朝日新聞内はもう混乱を極めていて、まるで終戦直前の日本政府・軍部みたいだ」

 --「匿名A」は8月の記事で「講演での話の内容は具体的かつ詳細で疑わなかった」と証言していた。筆者じゃないのにこんなコメントをしたのも妙だ

 「『匿名A』は記事を自分で書いたといったんは認めている。しかし、自分の書いた記事かどうか読んで分からないものだろうか」

【用語解説】クマラスワミ報告書

 国連人権委員会の「女性に対する暴力」特別報告官に任命されたスリランカの女性法律家、ラディカ・クマラスワミ氏が1995年に日本や韓国で聞き取り調査などを行い、とりまとめた。虚偽であることが指摘された吉田清治氏の証言や、吉田氏の著書などに依拠した別の著書を参照した記述が複数ある。慰安婦についてはクマラスワミ氏自身の認識として「軍性奴隷」と定義し、日本政府に法的責任の受け入れや元慰安婦への賠償など6項目を勧告した。96年2月に国連人権委員会に提出、4月に採択された。

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