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【現代史家・秦郁彦氏に聞く(2)】朝日記事取り消しで素早く手を打った韓国

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【現代史家・秦郁彦氏に聞く(2)】
朝日記事取り消しで素早く手を打った韓国

 --韓国メディアは、朝日新聞が8月5、6両日に「慰安婦問題を考える」という特集記事を掲載し、吉田証言に関する記事を取り消した直後の9日に、スリランカでクマラスワミ氏に対し合同インタビューを行った

 「韓国は河野談話の作成過程が検証され、朝日新聞が吉田証言の記事を取り消すのを見て『次はクマラスワミ報告書が危ない』と、素早く手を打ったのではないか。クマラスワミ氏は韓国側と日本の人権団体に取り込まれたとみているが」

 「駐スリランカ日本大使館の職員はクマラスワミ氏宅の前を交代で見張り、誰が出入りするのかチェックしておけばよかった」

 《外務省の佐藤地(くに)・女性人権人道大使は14日、米ニューヨークでクマラスワミ氏に会い、吉田証言が引用されたク報告書の一部撤回を申し入れたが、拒否された》

 --朝日新聞は9月29日付朝刊で、木村伊量(ただかず)社長が「自信を持っている」と述べた8月5日の特集記事に訂正を出した。記事で吉田証言を昭和57年9月に初めて取り上げたと記した「大阪社会部の記者(66)」は、実は当該記事の執筆者ではなかったとの内容だ

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