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2014-10-18 幻解!超常ファイル

最近のテレビ番組でいちばん楽しみにしてるのは何ですか、と問われたら、文句なしで、NHKの『幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」だと答えますね!
これは2013年からBSプレミアムで放送開始された番組で、UFO、超能力、ファラオの呪いといったロマンあふれる超常現象を、科学的なアプローチで解説していくドキュメンタリーです。
2014年の4月からは地上波でも放送されており、BSでは60分3エピソードで放送されていたフォーマットを20分1エピソードに再構成して、土曜日の22時30分からの20分番組となっています。
まぁ、内容的にはオカルトにちょっと興味を持った人間ならだいたい知ってるようなことなんですけど、何がいいと言ってまずナビゲーターが栗山千明さまだっつうことね。
明朗快活な白千明さまと、ミステリアスで妖艶な黒千明さまを演じ分けることで、オカルトの闇と科学の光を表しています。
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これがもう素晴らしい。あのディープで艶のある声で、「ツタンカーメンのミイラが発掘された翌年、カーナボン卿は病に倒れこの世を去った……」とか「ジェヴォーダンに現れた巨大な獣により、多くの村人が襲われ犠牲となった……」とか言ってくれるわけですよ。これはもうたまらんちんですよ。
それで、それでですよ奥さま。今日の放送分では、ブルガリアの吸血鬼伝説について話してくれているわけですよ中田譲治が。
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中世には、土着の民俗信仰により、死者の甦りは素朴な思慕の情を表すものだったのが、キリスト教の影響により、イエス以外の人間が甦るのは悪魔による邪悪な行為と考えられ、吸血鬼は凶暴で人を襲う化物と考えられるようになった。そして19世紀になると、イギリスで、この東欧の民間伝承が近代の都市を襲う『吸血鬼ドラキュラ』の物語が生まれた……なんてことを言ってくれるわけですよドラキュラ本人が。
これはアツいよなあ……。
今夜は、フジテレビで「世にも奇妙な物語」を放送していたのですが、それを見て不満を漏らしていた平野耕太も、ツイッターでこの番組のことを知らされてこっちに乗り換えていました。
もうトチ狂った群衆が半笑いで回り囲んで10;女が「イヤーーーー」で終わる世にも奇妙な物語は全部禁止にしろ
— 平野耕太 (@hiranokohta) 2014, 10月 18
NHKすごい面白そうなのやってるじゃんーーーー10;ナレーション中田さんだ10;うんこっちだ
— 平野耕太 (@hiranokohta) 2014, 10月 18
えーNHK気が付いたらもう終盤?10;こっち見ておけばよかった
— 平野耕太 (@hiranokohta) 2014, 10月 18
— 平野耕太 (@hiranokohta) 2014, 10月 18
ホントに平野耕太の漫画に出てくるネタをそのまんま解説してるような番組ですからねえ。そりゃ熱くもなるってモンです。
ヒラコーも言っているように、来週は「トリノ聖骸布の謎」、その次は「平将門の首塚」と続きます。BSプレミアムでは随時再放送もしているので、要チェック!
そして、この番組がオカルトを一刀両断しているのが(オレ的にはこれでもずいぶんロマンをまぶしてあると思うけど)気に食わないのか、幸福の科学ではこんな霊言本も出しているのでありました。
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番組パーソナリティーも首をかしげるNHK「幻解! 超常ファイル」 - 「『栗山千明の守護霊霊言』 ─幻解! 超常ファイルは本当か ─ - 大川隆法総裁 公開霊言抜粋レポート | ザ・リバティweb
栗山さんの守護霊はNHKから大きな仕事を任された喜びを語りながらも、番組そのものについては「内容の真実性については、保証できるとは思っておりません」と明言。
怪談ものに出演する役者がお祓いを受けに行くように、芸能界では霊を信じない人の方が少数派であり、栗山さん自身も霊体験をよくしているという。
特に、「幽霊が出るトンネル」を検証する回では、レンガが落下したのを幽霊と勘違いしたのだと結論付けているが、栗山さんの守護霊は「はっきり言って証明になっていませんよ」とバッサリ。こうした番組構成には、新しい経営体制になってからのNHKの「内部の葛藤」が現れているのではと予想した。
せっかく千明さまのホンネが聞けるんだったら、もっとほかに聞きたいことあるだろう!
今回の霊言では"付録"として、同番組の渡辺圭プロデューサーの守護霊も招霊し、番組制作の意図を聞いた。
NHKは今年、新会長に籾井勝人氏が就任したが、左翼に偏重した番組構成をするNHKにとって、保守派で安倍晋三首相にも信頼される籾井会長の存在は疎ましいだろう。
実際、渡辺氏守護霊は、同番組の目的は、籾井会長を守護霊霊言で援護した幸福の科学への反撃なのだと明かした。
籾井会長を戦争推進派のように見ている渡辺氏守護霊は、「戦没者を靖国に祀るのは原始人の仕事」「安倍首相はアルカイダの親分みたいな人」などと発言。安倍首相やNHKの経営層が宗教を尊重していることから、「根元である宗教のほうを断たないといけない」という思いから、信仰に対する「解毒剤」「逆洗脳」として同番組を構成していると語った。
だが、宗教をすべてヒトラーの全体主義のように捉える渡辺氏のほうが認識不足である。公共放送という影響力の大きさを省みず、視聴者から信仰心という最も大切なものを失わせるNHKには反省を促したい。