構成・大西元博
2014年10月18日12時48分
AKB48や「モーニング娘。」らを育てたダンスプロデューサー、夏まゆみ(52)の著書『エースと呼ばれる人は何をしているのか』(サンマーク出版)が6万部を超えるヒット作になっている。過酷なアイドルの世界で勝ち抜く方法は、ビジネスにも通じると好評だ。エースになるための条件や習慣、可能性を引き出す指導法を聞いた。
私の使命は振り付けやダンスの指導を通して、ダイヤモンドの原石を見つけ、プロの世界で生き抜ける人材を育てる事です。AKB48では立ち上げから初期の2年間、メンバーの指導と育成を担い、「鬼コーチ」に徹しました。
ほとんどのメンバーが、歌もダンスも未経験で、技術の前に意識を変える必要がありました。初心者に突然、1カ月に15曲ほどの歌とダンスの習得を課し、できないと叱り、激しく追い込みました。人間には果てしない力が眠っていますが、ほとんどの人は気づいていません。自分の中で眠っている「底力くん」に出会わせたかったのです。
エースとして定着した前田敦子は、オーディションの時から注目していました。ダンス審査の前に、ひたむきに練習する姿から「秘めたる闘志」が伝わったからです。
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