はやぶさ2:小惑星への挑戦再び 打ち上げは11月30日

毎日新聞 2014年09月30日 12時01分(最終更新 09月30日 15時43分)

公開された「はやぶさ2」の機体=神奈川県相模原市で2014年8月31日、梅村直承撮影
公開された「はやぶさ2」の機体=神奈川県相模原市で2014年8月31日、梅村直承撮影

 文部科学省は30日、小惑星探査機「はやぶさ2」を11月30日午後1時24分、種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケット26号機で打ち上げると発表した。

 はやぶさ2は、世界で初めて小惑星イトカワの微粒子を採取し、2010年に帰還を果たした「はやぶさ」の後継機。18年に小惑星「1999JU3」に到着して岩石を採取、20年に地球帰還を目指している。この小惑星には生命の基となった有機物があると考えられ、生命の起源解明が期待されている。

 下村博文文科相は30日の閣議後の記者会見で「挑戦的な宇宙探査は(日本の)国際的な存在感の向上につながる。東京オリンピック・パラリンピックが開催される20年に予定通り帰還することを強く期待する」と述べた。【大場あい】

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