靖国参拝:高市総務相ら女性3閣僚

毎日新聞 2014年10月18日 18時49分(最終更新 10月18日 21時47分)

靖国神社を参拝に訪れた高市早苗総務相=東京都千代田区で2014年10月18日午前11時49分、長谷川直亮撮影
靖国神社を参拝に訪れた高市早苗総務相=東京都千代田区で2014年10月18日午前11時49分、長谷川直亮撮影

 高市早苗総務相ら安倍内閣の女性3閣僚が18日、秋季例大祭に合わせて靖国神社にそれぞれ参拝した。日中関係の改善を探る安倍晋三首相は、今回は真榊(まさかき)と呼ばれる供え物の奉納にとどめ、参拝を見送る方針だ。それでも9月の内閣改造で起用された女性閣僚5人のうち3人の相次ぐ参拝で、中韓両国が反発する可能性がある。

 参拝したのは高市氏のほか、山谷えり子国家公安委員長と有村治子女性活躍担当相。高市、有村両氏はそれぞれ「総務大臣」「国務大臣」名で記帳し、私的参拝だと説明した。山谷氏は参拝方式について明らかにしなかった。

 3人はいずれも保守色が強く、首相の政治信条に近いとされる。高市氏は参拝後、記者団に「国策に殉じた方々の御霊(みたま)が安らかであるように祈った」と説明した上で「外交関係(の障害)になるような性質のものではない」との認識を強調。有村氏も外交への影響を問われ「どのように追悼するかは国民が決める話で、他国に参拝せよとか参拝するなと言われる話ではない」と語った。【小田中大】

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