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 京都府向日(むこう)市の前方後円墳・五塚原(いつかはら)古墳(3世紀後半)が、邪馬台国の女王・卑弥呼(ひみこ)の墓説のある奈良県桜井市の箸墓(はしはか)古墳(3世紀中ごろ~後半)とほぼ同じ形状で、同種の築造技術が使われていることがわかった。向日市埋蔵文化財センターと立命館大が16日発表した。最新の測量データや発掘成果を比較したもので、宮内庁の陵墓として立ち入りができない箸墓の構造を知る手がかりになる。

 五塚原は初期の倭(わ)王権を支えた有力首長の墓と推測されている。全長約91メートルは同約280メートルの箸墓の3分の1の規模。墳丘測量図の比較から、箸墓をモデルに造られたとみられてきた。

 今回の発掘で、前方部が三味線のばち形と判明。前方部側面に土を高く盛るための平坦(へいたん)面があり、先端に向けてせり上がっていた一方、後円部とつながるくびれ部に平坦面はなかった。こうした特徴は箸墓と同じで、古墳時代前期のほかの古墳には例がないという。