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Dockerの利点がやっぱりよくわからない

  SlideShareやはてなブックマークで見ない日がないぐらい湧いていたDocker。最近ちょっと沈静化してきた感があります。良い使い道は見つかりましたか。ビックデータと同じで目新しくていいけど、構造的に使えないものの一つじゃないですか。ということで、今日はDockerにフォーカスします。

Docker -kodamatic-

  昨日、MongoDBのユーザ会「秋のMongo祭り」があり、基調講演だけ聞いてきました。ドワンゴの西田さんという超若い人が話していたのでたまげました。2012年の新卒でしかもMongoDBの会社の人でない人が基調講演なの?と、はてなな感じ。でも、話はだいたい面白く私が普段考えていることがそんなに間違っていないというので勇気がもらえて良かった。西田さんが話していて中でRESTとマイクロサービスの話が出てきて、久々にそういう話をBlogに書きたいと思いDockerを取り上げました。

Dockerの全容が見えてきて使えるようになってくるとだんだん限界が見えてきたのがこの夏の前ぐらいです。Linuxでしか使えない。えっ、何それ意味無いじゃん。仮想化機構がしっかりあるのにわざわざ別なソリューションいらんやん。マイクロサービスのホスティングぐらいでしか使えないじゃん。と思ったんですね。Dockerが今解決してくれる中心的な課題はメモリだけです。メモリが節約できる、それ以外は普通に仮想化機構がやってくれることと同じことです。で、Linuxが主に使われているいわゆるクラウドのPaaSの領域でDocker程度のメモリの節約って意味ありますかね。無いと思うんです。どのみち24ヶ月で割るんだろうし、何円変わるだって感じ。それに、Dockerって20も30もインスタンスを払いだしてもらうような種類のものでもないし。

Windowsで動かないと意味が無い。Windowsはこの機構は絶対欲しいと思います。昔はVBのランタイムの何を見せるかで困ったものです。Dllを抱え込んだ環境はデスクトップ環境で絶対欲しい(サーバじゃなくて)。そもそも、マイクロソフトが¥WindowsにDllを突っ込んだり、iniを突っ込むことをさせたがためにわけがわからなくなってる。アンインストーラーを動かせると別なアプリが動かなくなることがざらにあるようなダルな環境をビシッとしてくれるのはDockerだけだと思い歓迎感いっぱいで見てたのですが、Linuxだけだとか。意味無いじゃん。

あと、スマホはほんとに一刻も早く仮想化機構を入れた方がいい。それも、Microsoftがリーダーシップを発揮してHyper−Vをスマホのバイオスにした方がいい。企業向けのBYODを実現しようとするとそれしか無い。でもって、企業内で利用するメッセージング環境はWindowsPhoneにするしか無い。で、個人向けにはOSをAndroidに切り替えて使えるようにする。iOSでもいいのですが、Appleがそんなことをするとは思えない。しかも、WindowsPhoneは個人向けには機能が足りなすぎるのですが、Microsoftにはもうそういうコンシューマー向けの機能に投資してほしくない感じです。株主だったらそいういう遊びをしたらこっぴどく叱ってやるのにって思います。本業のエンタープライズで何をするのが最適なのかきちんと議論できてるのかってかんじです。なので、一にも二にもHyper-Vだと思うんですよね。MacにもLinuxにも持って行かなくていいし。スマホのバイオスの位置に入れる仮想化機構で早く存在感を示して欲しい。

少し、脱線しましたが。という意味では、Dockerはこういうことをやればいいという方向性を目に見える形で示したことはいいのですが、ニーズは有るのかなぁ。

  RedHatとかVmwareとかもそろそろビジネスとしてきちんとやるときに来てると思うので、あまり訳の分からない投資にクビを突っ込むのはどうかなぁと思いますね。そろそろとは失礼しました。企業の情報システム部門にイビられるステージに来たといったほうがいいですねw。


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