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【B.5ライフ】電気引き込み編 Part2

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引込ポール設置

早速ですが、前記事で入手した引込ポールを設置していきます。

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DIYする者の正装、『頭タオル』+『ツナギ』+『安全靴』にて。

穴掘り

まずは下部ポールを差し込むための穴を掘ります。

パナソニック公式の施工説明書によると、こんな感じで穴にコンクリートを流し込んで固定するらしい。

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ポール自体を入れるための細長い穴(深さ1.1m)+コンクリートを流し込むための穴(深さ0.5m)が必要。

だが色々ググってみたところ、コンクリートの穴は『幅0.5m×奥行き0.5m×深さ0.25m』の0.0625㎥もあれば十分らしい。リットル換算で62.5リットル。

あまりコンクリート量が多くても苦労する恐れがあったので、そちらの深さ0.25mの簡易プランを採用。

だがまずは深さ1.1mの細長い穴から掘る。

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ホールディガー』と呼ばれる、縦穴掘り専用のシャベルがある。


これを使えば1m程度の縦穴なら簡単に掘れる。素人の自分でも問題なかった。

そして縦穴を掘り終わったら、次はコンクリート流し込み用の直方体の穴を掘る。

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(完成形)

下部ポール固定

 掘った穴に下部ポールを差込み、隙間を土で埋めて固定する。

だがその前に、ポールの最下部にアース線を埋め込むためのソケットがあるので、そこを処理する。

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本来なら写真の穴からアース線を伸ばし、根元をネジで挟んで固定するのだが、自分のようにプラスチックボックスを使用する場合は不要らしい。一般的な金属ボックスと違い、それ自体が絶縁体の役割を果たすからだろう。

よって付属のアースネジをはめ込むだけで終了。

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そのままポールを挿入。

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 仮固定終了。

万全を期すため、マグネットタイプの『水平器』を貼り付け、ポールの円周上をぐるっと一周させる。

全方向において水平が取れていることを確認。取れていない場合はその方向にポールをグッと押し込み、生じた隙間に土を詰め込む。 

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 コンクリート流し込み

 そもそもコンクリートなど素人がどうやって作るのだろう?

正式な作り方は、『セメント』と『砂』と『砂利』を1:3:3ぐらいの比率で水と混ぜ合わせるらしいが、正直敷居が高い。どのぐらいの量ができるかも分からないし、下手に余ってしまっても処分に困る。 

 そこで、水と混ぜ合わせるだけで完成する『ドライコンクリート』なる代物を入手した。地元のホームセンターで1袋25kg入りを5ヶ購入、土地まで配達してもらった。

1袋500円×5ヶ+送料1,620円=『4,120円』

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 しかも親切なことに、一袋25kgのドラコンにつき、何リットルのコンクリートが生成されるかまで書いてある。

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 先述したように『0.5m×0.5m×0.25m』= 62.5リットルなので、5袋使えばちょうどピッタリの計算である。実に都合が良い。

トロ舟』と呼ばれるプラスチック製の容器にドラコンを入れ、3リットル(500mlペットボトル6回分)の水と専用ヘラで混ぜ合わせていく。 ちなみに水は近所の公園から拝借した。

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『20リットル』サイズのトロ舟に25kgドラコン(1袋)+ 水3リットルで、あつらえたかのようにピッタリ収まった。

しばらく混ぜ合わせるとピチピチプルンな感触になってくるので、頃合。

先の穴にドロドロと流し込む。

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同じ工程をあと3回繰り返す。

すると1袋が残るわけだが、これは雨水がポール根元に溜まるのを防ぐための『傾斜』の作成に使う。

同じくコンクリートを練り上げた後、底面と側面をカットした15リットルバケツをポールにはめる。

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 バケツでプリン方式で、テープで固定したバケツの上からコンクリートを注ぎこむ。

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ド素人に任せた結果がこれだよ!!

発想自体は間違っていないと思うのだが、コンクリートに比べバケツが軽すぎて、底からバケツを持ち上げる形でコンクリートが溢れまくっている。

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思ったほど綺麗にはならなかったが、それでも最低限プリンらしき傾斜ができあがってくれた。あとはヘラで細かい傾斜を調整し、ポールの根元から外円に向かって雨水が流れ落ちるようにする。

上部ポール接続

まず事前に、上部ポールの天辺に専用キャップを付けておく。

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次に下部ポールに『ジョイントカバー』というパーツをはめ込んでおく。

要はポールとポールの繋ぎ目を保護するカバーである。

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そしてコンクリートが乾燥するのを待ち、上部ポールを下部ポールにジョイントさせる。

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自分は下部ポールを立ててから上部ポールをはめ込んだが、このやり方は非常に危ない。上部ポールだけでも14kg程度あるため、はめ込む最中にバランスを崩して脚立から転落するかとヒヤヒヤした。本来は上部と下部を先にジョイントさせてから縦穴に差し込むのが正解。

よい子のみんなは真似しないでね!? 

事後処理

ポールをはめ込んだら、付属品のポール固定用ネジで繋ぎ目をしっかりと固定する。

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次にジョイントカバーの隙間から雨水が入らないよう、コーキング処理を施す。

コーキング剤というものがホームセンターで売っており、専用のガンに装填して液剤を搾り出す。

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(暗くて分かりにくいが、コーキング処理した後)

そしてようやくポール本体の設置は完了。

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やだ……カッコいい……。

謎の神々しさを感じる。

ここに至るまで丸一日使い果たしてしまったので、以降の作業は来週に回す。

おかげで翌日の月曜は、全身筋肉痛だった。

 


 

■次回、『Part3』に続く (ボックスの設置工程)