トップページ国際ニュース一覧韓国 コンサートで事故 警備態勢を捜査
ニュース詳細

韓国 コンサートで事故 警備態勢を捜査
10月18日 5時56分

韓国 コンサートで事故 警備態勢を捜査
K10055009211_1410180512_1410180519.mp4

韓国で17日、野外コンサートを見ようとした人たちが排気口のふたの上に乗っていたところ、ふたが壊れたために20メートル余り下の地下駐車場に落下し、16人が死亡した事故で、警察は会場の警備態勢などに問題がなかったか調べを進めています。

この事故は17日夕方、ソウル郊外のソンナム(城南)市の広場で、人気女性グループの野外コンサートを見ようと集まった人たちの一部が地下駐車場の排気口のふたの上に乗っていたところ、ふたが壊れために20メートル余り下に転落し、16人が死亡、11人がケガをしたものです。
排気口は、縦4メートル、横7メートルほどの大きさで、その上に金属製の格子状のふたが6枚設置されていました。
警察などの調べによりますと、当時、警備員がふたの上に乗らないよう呼びかけたということですが、排気口の周辺に柵などはなく、コンサートが始まると次々と人がふたの上に乗り、その重みで壊れたとみられています。
このため警察は、会場の警備態勢などに問題がなかったか、コンサートの主催者や駐車場の管理者から詳しく話を聞いています。
韓国では、旅客船セウォル号の沈没事故のあと、国を挙げて安全意識を高めることを目指して国会などで議論が続いていただけに、再び多くの死傷者が出た今回の事故に衝撃が広がっています。
政府は、直ちにチョン・ホンウォン(鄭ホン※原)首相を現場に派遣し、原因究明や被害者の治療に万全を期すよう指示しており、旅客船の事故で政府の対応の不手際に批判が集まったことを念頭に、迅速に対応する姿勢を示したものとみられます。
(※火へんに共)

関連ニュース

k10015500921000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ