NNNドキュメント「活火山 御嶽噴火 被害軽減の教訓」
2014年10月19日(日) 24時50分~25時20分 の放送内容
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最終更新日:2014年10月17日(金) 10時47分
「登りやすい山」「信仰の山」として親しまれてきた御嶽山の噴火。火山災害として戦後最悪、犠牲者50人以上を出す大惨事だ。火山防災の現状を紐解き被害軽減の道を探る。
番組内容
山が牙をむいた。長野と岐阜にまたがる木曽・御嶽山。火山災害としては戦後最悪、犠牲者50人以上を出す大惨事となった。御嶽山は1979年に突然噴火し、静かな山が生きている=活火山だったことを知らしめた。活火山を抱える地元は、その多くが観光地。火山自体が貴重な観光資源だ。「登りやすい山」「信仰の山」として多くの人が登ってきた身近な火山が御嶽山だ。火山防災の現状を紐解きながら、今後の被害軽減の道を探る。
出演者
- ナレーター
- 杉山裕子
制作
テレビ信州
その他
- 属性情報?
-
- ジャンル
- ドキュメンタリー/教養 - ドキュメンタリー全般 ニュース/報道 - 特集・ドキュメント
人物情報
番組詳細説明(内容)
【内容】
長野県と岐阜県にまたがる標高3,067メートルの御嶽山。9月27日午前11時52分、轟音とともに山頂から噴煙が立ち上った。学問的な見地では“小規模な水蒸気爆発”。しかし…
「岩陰に隠れたら意識がなくなり、山小屋で目が覚めた」
奇跡的に生還した人は当時の様子を生々しく話す。紅葉シーズンの始まった週末の土曜日、山頂に多くの登山客が休んでいる時間帯だった。
死者51人(10/6現在)。せめて半日ずれていたら、被害者はいなかったかもしれない。
困難を極めた救出活動、残された遺族の深い悲しみ。噴火30分後を指し止まった時計…。
一方、噴火の影響は徐々に地元の観光業に影を落とす。「おんたけさん」と信仰の対象として親しまれ、温泉やスキー場などの観光資源を地元に提供してきた山。しかし今、火山灰がほとんど降らない木曽町中心部も、噴火を恐れる観光客のキャンセルが相次いでいる。
有史以来の沈黙を保っていた御嶽山は1979年、突然噴火する。死火山と思われていた御嶽山の噴火は、それまでの活火山の定義を覆すきっかけにもなった。
今回、御嶽山で噴火半月前に観測された火山性地震の一時的増加。しかし、警戒レベルは「正常」とされる1のままだった。噴火は予知できなかったのか。
一方、長野県と群馬県にまたがる活火山・浅間山(あさまやま)。非常時のシェルターが設けられるほか、噴火を繰り返しているためデータの蓄積も多く、予知もある程度可能になってきた。
そして、御嶽山から北に40キロの活火山・焼岳(やけだけ)。長野県と岐阜県は定期的に噴火対策を話し合い、警戒レベルに沿った防災マップを先日公表した。「噴火」という言葉にアレルギーのある地元観光地の理解があって防災対策は前へ進む。
被害を最小限に食い止めるために何が必要なのか。
入山規制と観光資源とのせめぎあい。直後の取材を丹念に紐解きながら今後の対策を考える。
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