マルチプレイの方法・設定 |
まず、CtP でマルチプレイをするための設定等を説明します。
CtP は多人数によるマルチプレイも考慮されたゲームですが、
CtP の説明書にはこのマルチプレイの設定や方法について、
あまり詳しく書かれていません。
やりたいけどどうすればいいのか良くわからない、という方も多いと思います。
ここでは、それらの方法について説明します。
なお、マルチプレイですから当然、一緒にゲームをする
他のプレイヤーが必要となります。
それを用意するのが先ですが・・・ もしかすると、これが一番大変かも?(^^;)
CtP のマルチプレイの方法は3通りあります。
インターネットやLAN回線を使って行うネットワーク対戦の 「マルチプレイヤー」ゲーム、 1つのパソコンで複数のプレイヤーが交互に順番を変わり ながらゲームを進める「ホットシートゲーム」、 1ターン毎にEメールでやりとりしながら気長にゲームを 行う「Eメールゲーム」、の3つです。 |
ここでは、それぞれ別に解説していきます。
=マルチプレイヤーゲーム=
まずはマルチプレイヤーゲームの説明ですが、
このマルチプレイヤーゲームにも3通りの方法があります。
・インターネット回線を使う方法、
・IPXというローカルネットワーク回線を使う方法、
・LAN(TCP/IP)を使う方法、の3つです。
またこれも分けて説明します。
・Internet(インターネット)
インターネット回線を使って行うゲームで、これが普通のネット対戦ですね。
これを選ぶ前に、先にインターネット回線を接続しておいて下さい。
もしまだネットに接続していなかった場合は、「ALT+TAB」キーを
押しっぱなしにすれば CtP が最小化されてデスクトップに戻りますので、
そこで接続してきてください。
ネットに接続していて Internet を選べば、サーバー選択画面が表示されます。
ここではロビーサーバーの一覧、 そこにいるプレイヤー人数、 ピング(サーバーへの回線速度)が 表示されています。 ピングは低いほど回線速度が良好 です。 |
ただし、シヴィライゼーションはセーブしながら何日も長期間に渡って
プレイするのが普通ですから、ロビーでその場にいる人を集めて
その人達とゲームをする、という事は普通ありません。
ここは予めプレイする事を決めていたプレイヤー達が、
ゲーム開始前に一時的に集まる場所、と思った方がいいでしょう。
お勧めは games.igateway.net です。 ここが一番安定しています。
ピングは us1〜3 の方がいいと思いますが、ここはたまにダウンしています。
もちろん、プレイする人はみんな同じサーバーを選んで下さい。
サーバーを選択したら、プロフィールを選択します。
プロフィールがない人は作りましょう。
プロフィールで必須の項目は名前(ハンドル名)だけです。
メールアドレスや経験ランクなどは必要なら適当に設定して下さい。
それを入力しプロフィールを選んだら、ロビー画面に移行します。
ロビーでは、左にまだゲーム未参加のプレイヤー、
右に立ちあがっているゲームの一覧、
右下にチャット画面が表示されています。
ゲーム欄のマークは、飛行機がすでにゲーム中である事を示し、
鍵がもう参加禁止、その横がパスワードゲーム、人マークは人数を現します。
自分がホストなら、「ゲームを作る」を選択して下さい。
ホストでない場合は、入りたいゲームを選んで「ゲームを参加」を押すか、
入りたいゲーム名をWクリックして下さい。
「ゲームを作る」を選ぶと、下記のメニューが表示されます。
「新しい設定を作る」がニューゲーム、 「ゲームをロード」がセーブしてあったゲームの続きです。 「ゲーム設定をロード」は、前にやったゲームと同じ設定で 新しくゲームを始める時に選びます。 注意すべきは「シナリオをロード」です。 |
この「シナリオをロード」は普通にプレイするなら絶対に選ばないで下さい。
これを選んでしまうと、セーブが出来なくなります!
この「シナリオをロード」はシナリオがある場合にそれを使うのですが、
間違って選んでしまうとすぐキャンセルしてもシナリオを使用しているとみなされ、
セーブしたゲームをロードしようとした時に「シナリオがありません」と表示され
そのゲームがロードできなくなってしまいます。
ホストが間違ってこれを選んでしまった場合、キャンセルしてもダメなので、
一度 CtP を落としてまた起動しなおさなくてはなりません。
間違った時は他のプレイヤーにあやまって少し待ってもらいましょう。
また、そうならないよう、ミスクリックに気を付けて下さい。
新しくゲームを作る、もしくはロードした場合は、
マルチプレイ用のゲーム設定画面に移行します。
ゲーム設定画面の詳細は 後述 します。
・IPX(ローカルネットワーク回線)
IPXというのはローカルなパソコン通信などで使われている
回線らしいのですが・・・ よくわかりません。(^^;)
それを使った対戦ですが、今時こういった回線を使う事はあまりないと思うので、
ここではパスします。^^;
まあ、後述するLAN対戦の場合とほぼ同じだと思います。
・TCP/IP LAN(LAN対戦)
LAN を使った対戦プレイです。
LANで繋がった複数のコンピューターがあれば、それで対戦可能です。
パソコン(or ノートPC)を LAN で接続する方法は
別のページにまとめておきましたので、
PCが2台あったり、友人(or 自分)がノートPCを持っている場合は、
下のページを参考にしてみて下さい。
LAN 接続の方法
なお、CtP 日本語版の LAN 対戦は、
ホスト以外は CtP の CD がなくても対戦可能です。
それぞれのパソコンに CtP がインストールされていれば、LAN
なら
1人しか CtP を持っていなくても対戦が可能と言う事ですね。
ただし、CD がない方は BGM はなくなってしまいます。
(ホストの場合やシングルプレイの場合は、開始時に
CD を要求されます)
(日本語版以外では、パッチをあてると出来なくなるそうです)
ゲーム設定のやり方は、インターネットの場合とほぼ同じです。
ただし、サーバー選択はありません。
「TCP/IP LAN」を選択後、すぐにプロフィール選択画面に行きます。
なお、TCP/IP LAN を選択後、インターネットに接続しようとする場合がありますが、
LAN の場合はネット回線は必要ないのですぐキャンセルして構いません。
その後はロビー画面となり、後は一緒です。
ゲームを始める際の マルチプレイ用ゲーム設定画面については、
インターネットの場合と同じく、後述 します。
=ホットシートゲーム=
ホットシートゲームは1台のパソコンで複数のプレイヤーが
交互に順番を交代しながらゲームを行うものです。
通信による対戦ではないため、パソコンを持っていない人とも
対戦出来るのが最大の利点ですね。
光栄のシミュレーションゲームや大戦略の様に、順番にプレイします。
欠点は、ステルスユニットが相手プレイヤーに丸見えな事でしょうか?(^^;)
ホットシートゲームを選ぶと、まずはシングルプレイと同じ
ゲーム設定の画面が表示されます。
シングルプレイと同じな訳ですから・・・ ハンデやターン毎の時間制限など、
マルチプレイ専用の設定は残念ながら出来ません。
設定を全て終え、「開始」を選ぶと、下記のような画面が出てきます。
最初、「タイプ」の所は一番上以外「コンピュータ」になっていますから、
プレイする人数分「人間」に変えましょう。
文明は、クリックすると50音順に変わっていきます。
一番上以外のプレイヤーの文明はここで設定して下さい。
人間にした所は名前が入力できますので、プレイヤー名を入力します。
設定が終わって右下の「はい」を入力すればゲーム開始です。
ゲームでは、ターンが終了すると画面が真っ暗になり、
「〇〇国の▲△さんの番です」と表示され、次の人の順番となります。
=Eメールゲーム=
Eメールゲームは1ターン毎にその結果をメールで送信し、
次の人に渡す事で進行する、非常に気の長いプレイです。
1手ごとに動かした駒を手紙で送り、それで進行する将棋がありますが、
それをEメールで行うようなものです。
よってものすごく時間がかかりますが、
ゲーム進行時に全員が揃っていなければならない必要がなく、
好きな時に受信出来るので8人などの多人数でも待ち時間というものがなく、
また電話代も少なくてすむので、日本向きとも言えます。
設定はホットシートゲームとほぼ同様です。
ホットシートゲームをEメールで行うと思ってもいいでしょう。
違うのは、Eメールアドレスの所が記入出来るようになっている点です。
しかし、アドレスを入力しても自動的にメールを送ってくれる訳ではありません。
ただ、何か入力しなければ次には進めませんし、
この設定はホストのみが行うもので、全てのプレイヤーはターン終了時に
ここで表記したアドレスにメールする様に表示が出るので、
確認のためにもメールアドレスは正しく入力しておいた方がいいでしょう。
ゲームが始まり、ターンを終了すると、
次の人にメールを送るようにというメッセージが表示され、
Windows の デスクトップにファイルが現われます。
ファイルには「CTP Email To 〜」とかかれており、 拡張子は csg になっています。 このファイルを、メールの添付ファイルとして次の人に 送ります。 このメールを送る作業は各自が使っているメールソフト で手動で行う必要があります。 |
受け取った人は、そのファイルをWクリックして開いて下さい。
すると自動的に CtP が起動し、前の人の続きからゲームが始まります。
ターンが終わったら、またメッセージが出てゲームは自動的に終了し、
デスクトップにファイルが現われます。
これをまた、次の人に送信します。
こうして、少しづつゲームは進んでいきます。
=マルチプレイ用ゲーム設定=
インターネット、もしくは LAN による「マルチプレイヤー」ゲームでは、
専用の設定画面に移行します。
ここでは、シングルプレイでは設定できない様々な設定を行えます。
中央のボタンから説明します
[AIを追加] | = | コンピューター国を新たに追加します。 追加したコンピューターを外したい場合は、それを選んで 左下の「キック」のボタンを押して下さい。 |
[外す] | = | ユニットや都市の施設、七不思議などの一覧が表示され、 それらの生産禁止を設定する事が出来ます。 例えば、ロンドン外国為替市場などの有利になりすぎる 七不思議を作れなくしたり、核兵器などの強力すぎる ユニットを禁止にしたり出来ます。 |
[ルール] | = | ルール設定画面が表示されます。 これはまた別に説明します。 |
[外す] は、このマルチプレイ専用の設定です。
お勧めとして、「ロンドン外国為替市場」、「人工衛星」は、
マルチプレイでは有利になりすぎるのでない方がいいでしょう。
「迷宮」も作った人が序盤有利になりすぎるので、ない方がいいかもしれません。
「核兵器」は、先に作ったもの勝ちになりやすいので禁止でしょうね。
「奴隷商人」を禁止にするとコンピューターの位置による有利不利が
なくなりますが、序盤にやる事が減ってしまい面白みも下がってしまいます。
[外す] では色々な設定が考えられますので、
プレイヤーで相談し、好みに合わせて決めると良いでしょう。
上部の「ゲームスタイル」は、ターン毎の持ち時間の 設定です。 これを設定する事により、スピーディーなゲーム展開が 期待できます。 |
・ノーマル | = | 制限時間なし。通常と同じです。 マルチプレイでは待ち時間が長くなってしまうので、 止めた方がいいでしょう。 |
・ターンを速める | = | 1ターンあたりの制限時間を設定します。 最初の都市の少ないうちも、後半に都市が多くなっても、 同じ待ち時間なのでちょっとバランスが悪いですが、 有利な人にハンデという意味ではいいかもしれません。 大体 60〜240秒 ぐらいだと思いますが、マップサイズや プレイ人数により決めると良いでしょう。 |
・繰越し | = | 残った時間が次のターンに加算されると言うものです。 少しでも早く終わった方が次がラクになりますから、 これによりスピーディーな展開が期待でき、時間の使い方 もゲームに影響してくるかもしれません。 ただ、繰り越された時間が貯まって行くと、その分1ターン が長くなってくる可能性があります。 設定秒は、30〜180秒ぐらいで、繰越しを考えて少し 少なめが良いでしょう。 |
・都市のスピード | = | 1都市あたりの秒数を設定し、(都市数×設定秒数)を 制限時間とするものです。 発展に合わせて時間が延びていくので、最もバランスが 取れているお勧めの設定です。 実際の制限時間は設定秒+10秒となりますので、1都市 もない状態でも10秒は持ち時間があります。 設定は都市あたり 5 〜 20 秒ぐらいで、プレイ人数や マップサイズでを考えて判断すると良いでしょう。 |
このゲームのマルチプレイは、他のプレイヤーのターンでも操作が可能です。
ユニットを動かせるのは自分のターンの時だけですが、
それ以外の操作、例えば生産設定、労働者配置、土地改良、外交、
その他ユニット移動以外の全てのコマンドは自分の番でなくても可能です。
そのため、自分のターンではユニットの移動だけを行い、
他の行動は他プレイヤーのターンで行なうようにすれば、
時間もかからずスピーディーにターンを進めることができます。
時間設定はこの点を考え、少なめに設定するのがいいでしょう。
自分のターンでない時にユニットの移動を行おうとすると、
ルートが茶色で表示され移動予約の状態となります。
この状態だと、自分のターンでそのユニットの番が回ってくると同時に
予約された通りに移動します。
制限時間を短くした場合はこれもうまく利用して、時間を節約しましょう。
また、ターン開始時に画面左に出る報告アイコンは、
先にユニットを動かしてからチェックした方が時間切れにならずにすみます。
中央右の「ルール」のボタンを押すと、下のルール設定画面になります。
ルールの項にある「流血」は、
オフだと科学的勝利有り(エイリアン誕生による勝利)、
オンだと科学的勝利なし(戦争での制圧のみで勝利)です。
これはシングルプレイのものと同じですね。
「汚染」は、オフだと汚染が全く発生しなくなります。
「ダイナミックジョイン」は、ON にしておくとゲーム途中から
他のプレイヤーが参戦可能になります。
まあ、そういう事は普通ないので、どちらでも良いでしょう。(^^;)
「不利な条件」は、ハンデの事です。
オフだと、ここで設定したゴールドと初期開拓者を最初から
全てのプレイヤーが持った状態でゲームが開始されます。
オンだと、ゲーム設定画面でそれぞれのプレイヤーが個別に
初期資金と初期開拓者を設定できます。
コンピューターのものはホストが設定して下さい。
これを使えば、初心者やコンピューターにハンデを与える事が出来ます。
右の「カスタマイズ」の項目は、シングルプレイやホットシートゲーム
などにもある通常のゲーム設定です。
ただし、一番下の「時代」の部分はマルチプレイ専用の設定です。
この設定では、スタートの時代と、 発展の終了の時代を設定できます。 |
開始の時代を古代以外にした場合、
その時代までの技術を全て持っており、都市にはその時代までに
作れるようになる都市施設が全て揃っています。
例えば開始を「ルネッサンス」にした場合、
古代の技術が最初から全て研究済みで、新しく作った都市には
穀物倉庫や外壁など、古代の技術で作れる建物が揃っており、
これは2つめ、3つめの都市でも同様です。
また、最初からある施設は自分で売却する事は出来ません。
これにより早くから後半の文明に突入出来るため、
ゲーム展開が早くなり、また都市を発展させるための時間も短くなります。
お勧めは「ルネッサンス」からのスタートで、
序盤の地味な展開の時期がショートカットされ、
それでいて近代まで間があるので、バランスのとれた展開になります。
近代からスタートして 核兵器をありにし、
核戦争を体験! という楽しみ方も出来るでしょう。
ただし最初から施設がそろっているために、
いきなり多額の施設維持費が必要となります。
開始の設定を変更する場合はそれに合わせて初期資金も増やしてください。
目安として、ルネッサンス スタートの場合は初期資金
1000、
近代スタートの場合は初期資金 5000 ほどが良いでしょう。
そうでないと、都市の施設が勝手に売却されていきます。
ゲームは、全員が右下の「開始」のボタンを押せばスタートです。
もしホスト以外の人が設定を確認したい場合は、
レビューのボタンを押してください。
ゲームがスタートすると、CtP 内でのチャットは出来なくなります。
ゲーム開始後のネットゲームについての注意点を説明します。
まず回線不良が起こった場合ですが、
CtP はそれを各プレイヤーにアイコンで報告し、
回線を復旧させようとします。
この際、復旧すればデータをホストからロードしゲームに復帰できますが、
貿易やランキングなどのローカルなデータはオートセーブから復帰させようとします。
ですから、オートセーブがないと完全に元に戻らず、
設定しなおさなければならない場合があります。
よって、ネットワークでのゲームを行う場合は全員、
「ゲームプレイ」の「オートセーブ」の項目を
ON にしておいて下さい。
もし回線が復旧できなかった場合、
それがホストでなければそのプレイヤーはゲームから外れ、
そのプレイヤーが担当していた国はコンピューターが担当し
そのままゲームは続いていきます。
もし元のプレイヤーを復帰させたい場合は、
ホストが一旦そこでゲームをセーブし、CtP を終了させて下さい。
そしてロビーで改めてメンバーを集めそのゲームをロードすれば、
落ちたプレイヤーもそのまま復帰できます。
マルチプレイのゲームデータは誰がどの国を担当していたかを
記憶しているので、そのままそれぞれが元の国に配置されます。
セーブは、ホストが普通に「ゲームの保存」でセーブすればOKです。
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