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小渕大臣政治団体 収支食い違い広がる10月18日 7時41分
小渕経済産業大臣が関係する政治団体などが毎年、開催している「観劇会」を巡り、収支が食い違っていた問題で、平成21年の観劇会についてはこれらの政治団体の政治資金収支報告書でおよそ1700万円の支出があった一方、収入の記載はなかったことが新たに分かりました。
これで収支の差額は4300万円余りに増えました。
「小渕優子後援会」など2つの政治団体が群馬県から参加者を集めて毎年、東京で開催している「観劇会」では、政治団体の劇場への支出が参加者から集めた会費による収入を上回るなど収支が大きく食い違っています。
平成22年と23年では支出が合わせて2600万円余り収入を上回っていたほか、平成24年には2つの政治団体の収支報告書に収入、支出とも記載がありませんでした。
さらに平成21年の観劇会については収支報告書で「入場料」や「食事代」として劇場におよそ1700万円の支出があった一方、収入の記載はなかったことが新たに分かりました。
これにより劇場への支出と収入の差額は平成24年までの4年間で4300万円余りになり、食い違いがさらに大きくなりました。