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ECBに追加措置の余地、緊急対策は不要=オーストリア中銀総裁

2014年 10月 17日 18:57 JST
 
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[ウィーン 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は17日、ユーロ圏の経済問題に対処するためにECBは一段の措置をとる余地があると述べる一方、緊急対策は必要ないと強調した。

記者団に述べた。ECBがなお講じることのできる措置について聞かれ、総裁は「その機会があることは確かだ」としつつも「ただユーロ圏はリセッション(景気後退)ではない。成長率はプラスだ。ECBが緊急対策に乗り出さなければならないような状況ではない」と述べた。

ノボトニー総裁はこれより先、投資関係の会合で、資産担保証券(ABS)を買い入れればECBは「バッドバンク」と化す、との見方があることについて、「ナンセンス」と一蹴。ただ(ABSを買い入れるにおいては)量よりも質を重視する必要がある、との認識を示した。

また、対ドルでのユーロ下落は、欧州経済にとってプラスであり、低インフレの長期化リスクが後退する、との見方をあらためて示した。

 
 

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 10月7日、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁(写真)は、ユーロ圏の経済問題に対処するためにECBは一段の措置をとる余地があると述べる一方、緊急対策は必要ないと強調した。7月撮影(2014年 ロイターE/Heinz-Peter Bader)

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