日別アーカイブ: 2014年10月16日

統一協会は、何故危険なのか? 第四部

このように警察・公安調査庁は、統一協会に関して監視・情報収集活動を行ってきています。時の内閣・政府に対して、当然報告も上げています。

それを受けて、前政権時代から安倍総理及び安倍内閣には統一教会への対応方針があり、申し合わせにより内閣として統一されています。

その内容は、拉致問題などを行った北朝鮮を経済的に支援する統一教会は問題であること、しかも霊感商法などで日本の公安当局から監視対象である団体である以上、面会を求められても会わないようにしている、というものです。

安倍総理は北朝鮮への強行姿勢ゆえに、祖父の岸信介や父の安倍晋太郎が親密だった統一教会に対し、距離を置くだけではなく厳しい対応を取っています。

警視庁公安部より、統一協会が北朝鮮の国営ホテルの経営を任されるなど、教団と北朝鮮との関係が深まったことも報告されています。

 勝共連合では「まず秘書として食い込み議員の秘密を握り、次に自ら議員になれ」との指示が下されており、これまでに何人もの統一協会員が国会議員の秘書として働いていました。

さらに2011年に統一教会系団体が主催・後援し、全国各地で開催した「アジアと日本の平和と安全を守る全国大会」には現職・元職の国会議員137名や地方議員が多数参加しています。その比率において決して自民党の議員は多くなく、民主党・大阪維新の会・みんなの等・生活の等・社民党・共産党の方が多くを占めています。

2007年には、千葉県流山市議選に統一協会関係者が民主党公認で出馬していることが判明したこともあります。

関連団体や系列企業を介した政治家等への資金提供も行われ、1987年には数名の議員が霊感商法で知られる企業から多額の政治献金を受けた件が表面化しています。文鮮明来日の背後でも巨額のカネが動いたとの指摘もありました。

このような背景もあり自民党内では教団への指揮監督をタブー視する向きもあり、現在では一切のかかわりを持つことのないように申し合わされています。

安倍総理並びに自民党議員に対して「統一協会・勝共連合・世界日報」と関連付けて批判するのは、統一協会の戦略であることもわかっています。厳しい姿勢をとる安倍総理に対して仲間だとのデマを流すことにより貶めようとしているのです。しかし気味が良いことに情報不足で、安倍総理に対する現状実態を全くわかっていません。多くのマスコミも安倍総理の統一協会に対するスタンスは当然知ることであり全く統一協会との関係について報道もされていません。

私に対しても7月に強烈な統一協会批判をしたところ、突然に数人によるアンチがツイートで湧き上がりました。統一協会そして北朝鮮支援ですから、南朝鮮のことだけは執拗にたたき、いかにも保守であるかのごとく装い、私に関してデマを撒き散らし執念深く反撃しています。こうした一連の行動につき、ある件につき司法当局の手にゆだねられることがあり、統一協会員の仕業であることがわかりました。

統一協会では、人を騙すことについて、信者は「サタンのもとにある財産を神のもとに復帰するのだから決して罪にはならない」「たとえ嘘をついて売っても相手を救うことになる」と教えられていので、嘘やデマをながすことなど何とも思っていないのです。

強い洗脳にあるまさしくカルト宗教なので絶対に一般の方は関わってはいけません。

さらに統一協会の危険性について続けます。

三年前の参議院選挙ではなくその前の二回の選挙(2003・2007)で統一協会批判を繰り返す有田芳生候補への落選運動を通達する教団の内部文書が流出したことがあります。そのときの参議院選挙には統一協会信者による有田氏に対する選挙妨害が行われました。しかし三年前の参議院選挙により有田議員が誕生した頃から雰囲気は変わってきました。

有田議員のブログ並びにツイートにおいて、統一協会の内部でしか知りえない情報が出だし始めました。さらに有田議員も急速に北朝鮮との関係も深まっていきます。そして現在では、国会議員なのでのりこえネットの発起人代表者21人には名前こそ連ねていませんが、周知のごとくリーダー的存在です。前回のブログである北朝鮮日本人遺骨利権と併せて読んでいただくと、統一協会との関係も理解できると思います。さらに取り巻く団体についてもブログにしてあります。

以下の件に関してはどのように解釈していいのか現段階ではなんともいえません。統一教会のYouTube公式ページ右上『YouTubeの関連チャンネル』(YouTubeによって自動生成される動画のおすすめ)直下に、『日本文化チャンネル桜 』のリンクが表示されています。さらにチャンネル桜事務所内に統一協会の何かシンボルが飾られているということから、統一協会・勝共連合との関係が噂されているようですが、まだ結論付けられることではないと思います。

昭和59年7月号の文芸春秋に、元世界日報編集局長の副島嘉和氏は、統一協会には日本の会長が天皇陛下の身代わりになり教祖文鮮明に拝礼する秘密儀式があることを暴露しています。畏れ多くも天皇陛下よりも上位に位置するという宗教は、統一協会・オウム・幸福の科学だけです。創価学会は池田だけがどうもそのように思っているというだけで証拠としてはありません。

この三つの宗教は他にも共通点があります。霊感商法も行い、出版そして何よりもはっきりとした「教典」らしきものもありません。そして脱退が簡単ではないということです。

オウム事件のかかわりに統一協会があり、勝共連合の活動に幸福の科学が関わっていることも「治安フォーラム」では匂わしています。今回は統一協会・勝共連合そして統一協会に関わる、保守を標榜する団体と個人についてはあえて取り上げませんが、少しずつツイートにしていきたいと思います。

とはいっても次の二件に関しては、統一協会・勝共連合を語るにどうしても外せません。国際勝共連合が推進してきたスパイ防止法制定運動と歴史や性教育に係わる教科書改訂に取り組む活動です。

スパイ防止法は元々勝共連合が提案し、資金提供もして自民党中心に進められてきました。しかしその内容をよく吟味すれば、逆に日本の機密事項に近寄れることもあったりと化けの皮もはがれ、その勝共連合も関わったということからここ10年近くは、スパイ防止法案はうかんでは消えるという経過をたどっています。

私もツイートでスパイ防止法は必要であるが中途半端な法律は却ってマイナス、それくらいなら現状のまま全て闇から闇に葬る方が簡単と言いました。勝共連合による素案で安易に推し進めるのは危険だと思います。特別秘密保護法案だけでは片手落ちになります。是非とも安倍政権によるスパイ防止法も合わせての特別秘密保護法案となるべきと思います。