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エボラ熱検査薬の緊急使用承認、スイスのロシュが申請を検討

2014年 10月 17日 15:06 JST
 
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[チューリヒ 16日 ロイター] - スイスの製薬大手ロシュ・ホールディングス(ROG.VX: 株価, 企業情報, レポート)は、同社のエボラ出血熱検査薬の緊急使用承認を米国で申請することを検討している。

ロシュの診断検査部門責任者、ローランド・ディゲルマン氏は16日、第3・四半期決算発表後のアナリスト向け電話会議で「米食品医薬品(FDA)による緊急使用承認に向けて協議している」と語った。

ロシュ広報担当者は、欧州連合(EU)に対しては既に許可を申請済みであることを明らかにした。

ディゲルマン氏によると、ロシュのエボラ熱検査薬はポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を利用しているが、現在は研究目的でしか使用が許可されていない。この検査薬は約2時間でエボラウィルスを検知することが可能だという。

ロシュの診断装置「ライトサイクラー480」では1日当たり480件程度の解析作業ができる。ただエボラ熱の検査を行う研究室は、特別な安全基準を満たさなければならない。

 

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 10月16日、スイスの製薬大手ロシュ・ホールディングスは、同社のエボラ出血熱検査薬の緊急使用承認を米国で申請することを検討している。上海で5月撮影(2014年 ロイター/Aly Song)
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