突如浮上した「デタラメ政治資金」。小渕優子経産相(40)は早速、16日の参院経産委員会で野党の追及を受けたが、その答弁や対応を見た安倍官邸や自民党執行部は、小渕経産相のあまりのシロウトぶりに頭を抱えているという。
観劇会の収入と支出が合わない問題や公私混同が疑われる支出について、小渕経産相は「ひとつひとつ確認したい」と答弁した。まったく説明ができないのだから当然だが、執行部のベテラン議員はこう言った。
「調査途中なのだから、<政治資金規正法にのっとって処理していますが、現在調査中なので、あらためて報告致します>などと答えるべきでした。<ひとつひとつ>なんて自分から言ってしまったら、すべて出さざるを得ない。そもそも収支報告書の収入と支出が何千万円という単位で合わないなんて、初歩的すぎて愕然です」
ベビー用品やアクセサリーに政治資金を使っていたことにも同僚議員は唖然としている。