ついにナイトクラブの深夜営業の規制が緩和!肝心な10ルクス超の明るさって?
編集部
そもそもナイトクラブは「享楽的雰囲気が過度にわたり、風俗上の問題等を生じさせる恐れがある」というのが規制の大きな理由でした。
ナイトクラブで発生する事件は少なくなく、今までに渋谷・六本木では数々のクラブが警察に摘発されてきました。
しかし、「小学校の必修でダンスがあるにも関わらず大人のダンスを規制するのはおかしい」や、
「時代遅れだ」等の声も多く、過去に風営法の改正を求める15万人分の署名が集まっていたこともありました。
今回の緩和内容
「10ルクス超の明るさを保つナイトクラブは『風俗営業』の規制対象から除外し、許可制で午前0時以降の営業を認める」
今回の規制緩和内容は簡単に言うと明るい場所でなら営業を認めます。とのことです。
10ルクス超えの明るさって?
やったー!10ルクスの明るさでなら踊れるんだ!なんて思っている人はほとんどいないと思います。
肝心な10ルクスって一体どれくらいの明るさなのでしょうか。
- 一番分かりやすい例が、大体上映前の映画館の明るさ
大体みなさん生活する中で遭遇する10ルクスの明るさは、上映前の映画館の明るさになります。
ちなみに、満月の夜道ぐらいの明るさ が 0.2ルクス。
普段生活している部屋の照明が、平均で100ルクス。
真夏の東京での外が、10万ルクスになります。
参考
左から0.2ルクス・100ルクス・10万ルクス
これを受けた若者の声
クラブ規制に関して、快く思っている人だけではないようです。
中には、また「いたちごっこ」が始まるんじゃないの?といった不安の声も。
確かに、今回の規制緩和後に事件が起きれば、10ルクスから20ルクス、30ルクスと条件が変わってくる可能性も否めない。
今回の規制緩和は、2020年のオリンピックに向けてクラブカルチャーを観光資源として活用しよう。
との目論見でもあります。
9月に上陸しお台場で開催された巨大音楽フェス「ULTLA JAPAN」では1万5千人が動員された事もあり、今後もクラブカルチャーは盛り上がりを見せるだろう。
また今後都内のクラブの数が増える事も予想される。従来より明るくなった事にアンダーグラウンドなイメージを持っている人も、クラブに対してのイメージが明るくなるかもしれない。
クラブが誰でも気軽に入れる娯楽施設としてのポジションを確立する日も、遠くはないのかもしれない。