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スペイン エボラ出血熱の感染拡大警戒
10月17日 19時51分

エボラ出血熱の患者を治療した病院で看護助手が二次感染したスペインでは、看護助手と同じ救急車で病院に搬送された人など、新たに4人が相次いで病院に運ばれて検査を受けるなど、エボラ出血熱の感染拡大に警戒感が高まっています。

スペインの首都マドリードの病院では、エボラ出血熱の患者の治療に関わった看護助手が二次感染したことで、感染が広がるのではないかという警戒感が高まっています。
16日から17日にかけて、この看護助手と同じ救急車で10日前に病院に搬送された人など、少なくとも新たに4人が、発熱など感染が疑われる症状を訴えたため、マドリードなどの病院に運ばれて検査を受けました。
このうち、2人は簡易検査の結果、陰性でしたが、保健当局ではさらに詳しい検査を行っています。
スペインでは今週から、医療従事者や救急隊員らを対象に防護服の着脱方法などについての訓練が行われていますが、二次感染に対する不安は払拭(ふっしょく)できておらず、医療従事者らで作る組合は19日にマドリードで大規模なデモを行って、感染防止策の一層の徹底を求めることにしています。

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