October 17, 2014
10月19日に火星に大接近するサイディング・スプリング彗星は、火星に直接衝突することはない。だがNASAはあくまでも安全第一でいく構えで、10月9日に「Duck and Cover(身を隠せ)」作戦の概要を示したCG画像を公開した。この作戦はサイディング・スプリング彗星(青い線が予測軌道)が火星軌道衛星(オレンジの線)に衝突するのを避けるために実行されるもので、NASAでは危険な時間帯に軌道衛星が火星の陰に隠れるよう調整するとしている。
10月19日に火星に大接近するサイディング・スプリング彗星は、火星に直接衝突することはない。だがNASAはあくまでも安全第一でいく構えで、10月9日に「Duck and Cover(身を隠せ)」作戦の概要を示したCG画像を公開した。この作戦はサイディング・スプリング彗星(青い線が予測軌道)が火星軌道衛星(オレンジの線)に衝突するのを避けるために実行されるもので、NASAでは危険な時間帯に軌道衛星が火星の陰に隠れるよう調整するとしている。
サイディング・スプリング彗星は火星から約13万9500キロの位置まで接近し、時速20万3000キロほどのスピードで通過する。
その際、デブリ領域が火星に接触すると見られている。研究者らは可能な限り多くのデータを収集したいと考えているが、一方で、火星を盾にして大切な機材を守る計画だ。また、NASAの現役の火星探査車キュリオシティとオポチュニティには、かつて誰も見たことのない火星地表から望む彗星の姿をとらえることが期待されている。
Image by NASA/JPL-Caltech