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 安倍晋三首相は17日、靖国神社で始まった秋季例大祭に、供え物「真榊(まさかき)」を「内閣総理大臣 安倍晋三」の名前で奉納した。閣僚では、塩崎恭久厚生労働相も真榊を奉納した。

 安倍首相はアジア欧州会議(ASEM)首脳会合のためイタリアに滞在中。政府は11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の際の日中首脳会談実現に向け調整しており、20日までの例大祭中の参拝は見送る方針だ。

 一方、高市早苗総務相は例大祭に合わせ参拝する意向を表明している。

 首相は就任から1年後の昨年12月26日、靖国神社に参拝し、中韓から非難を受けたほか、米国から「失望」を表明された。今年春の例大祭では今回同様に真榊を奉納。8月15日の終戦の日には、自民党総裁として玉串料を奉納した。