中村光
2014年10月17日12時27分
宮崎県内の海が見える土地に「飛行機の家」を建てたい――。そんな夢を抱く米国人がいる。エンジニアのブルース・キャンベルさん(64)。すでにいま、米オレゴン州の森の中で、飛行機を改造した「家」で暮らす。なぜ飛行機に住み、日本の宮崎を次の住まいとして選んだのか。
電気回路設計技師のブルースさんは1999年、ギリシャの航空会社から中古のボーイング727型機を購入。オレゴン州にある私有地まで運び、自分の手で改造した。もともと機内にあったトイレを活用するほか、電気や水道も引き、シャワーも完備。一人暮らしだが、座席も残して訪問客がくつろげるようにしている。飛行機の代金を含め、計約22万ドル(約2200万円)をかけたという。
ブルースさんが飛行機の家をつくろうと考えたきっかけの一つは、世界中で1日に数機の飛行機がスクラップにされていることを知ったことだ。「エンジニアにとって、強くて美しい飛行機は家にぴったり。壊すなんてもったいないよ」
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朝日新聞国際報道部
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