UBSがアジアのプライベートバンク首位維持-運用資産番付
10月17日(ブルームバーグ):スイス最大の銀行UBS は昨年、アジアの資産運用会社ランキングで首位の座を維持した。富裕層が増加するアジアでより多くの資金を引き付けた。
プライベート・バンカー・インターナショナルが17日公表した調査結果によると、UBSのアジアでの運用資産は2012年比で14%増加し2450億ドル(約26兆円)。米シティグループ は2380億ドルで2位を維持。アジアの銀行の市場シェアは12年の11.5%から上昇し、過去最高の13.2%に達した。
世界の経済成長率を上回ると予測されている中国やインドなどで富裕層が急増している好機をつかもうと外銀がアジアの金融機関としのぎを削っている。キャップ・ジェミニとロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)によると、アジア太平洋地域のミリオネアの数は昨年17%増加し、6地域で最大の伸びだった。
プライベート・バンカーによると、アジアでの運用資産総額は昨年、18%増加し過去最高の1兆4000億ドル。3位はクレディ・スイス ・グループ、4位はHSBCホールディングス。5位はJPモルガン・チェースに代わってドイツ銀行のプライベートバンキング部門が浮上した。アジア勢で運用資産が最大だったのはDBSグループ・ホールディングス傘下のプライベートバンク。
プライベート・バンカー・インターナショナルのアジア太平洋ランキングは以下の通り。
順位 企業名 運用資産(単位10億ドル) 2013 2013 2012 1 UBS AG 245 215 2 Citigroup Inc. 238 210 3 Credit Suisse Group AG 129 117 4 HSBC Holdings Plc 108 100-115 5 Deutsche Bank AG 92 50 6 Julius Baer Group Ltd. 70 60 7 JPMorgan Chase & Co. 69 60-75 8 Morgan Stanley 65 58 9 DBS Group Holdings Ltd. 54 46 10 Bank of Singapore 46 43 11 Standard Chartered Plc 45 35 12 Goldman Sachs Group Inc. 45 Not verified 13 BNP Paribas SA 37 43 14 Barclays Plc 36 30 15 Hang Seng Bank Ltd. 21 20 16 ABN Amro Group NV 20 15 17 United Overseas Bank Ltd. 17 11-15 18 LGT Group 17 15 19 Coutts & Co. 17 14 20 EFG International AG 16 16
原題:UBS Retains Top Spot Among Wealth Managers in Asia, StudyShows(抜粋)
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更新日時: 2014/10/17 15:09 JST