聖火の前で披露される踊り(共同)【拡大】
仁川アジア大会は総費用2兆2000億ウォン(約2200億円)を注ぎ込んだが、そのうちの約77%の1兆7000億ウォンが競技場の建設費用だったという。これだけ競技場建設費に予算が使われれば、他に影響が出ない訳がない。ということで大会運営費は不足し、ボランティアの質の問題など様々な形で運営への不備となってあらわれてしまった。
例えば、開幕式は「韓流スター祭り」と酷評され、せっかくの聖火も一時消えてしまった。さらに、選手村のエレベーターが止まったりと運営上の問題点があちこちで露出した。また、韓国紙・中央日報(電子版)によると、今後、仁川市は2029年まで毎年、アジア大会関連の地方債(計1兆230億ウォン)を償還しなければならないのだという。
だからだろう。中央日報(電子版)によると、韓国人の42%が「仁川アジア大会は成功でない」と考えている。韓国ギャラップが6、7日、全国満19歳以上の男女651人を対象に電話インタビュー形式で調査した結果という。
一方、最も関心を引いた種目はサッカーで48%が選んだ。野球は19%。2番目はソン・ヨンジェが出場した新体操(26%)、3番目は朴泰桓が出場した水泳(21%)だったという。(産経新聞)