一流のマーケターが起業後に何度も読んだ、おすすめの本厳選3冊
今回ご紹介する本3冊は会社員の時からずっと読み続けている本で、起業家でなくとも読んでみてもらいたい本です。
事業を続けていくことの目的や価値、その中で起きることについて本を通して、疑似体験することができる3冊を選びました。
目次
The Goal-企業の究極の目的とは何か
この本は小説です。架空の人物と企業のストーリーの中に、会計情報の正しい見方や落とし穴、「効率化」の陰に隠された諸問題が詰め込まれています。
同じ状況におかれた時、私はどうするのだろうかと自分自身に置き換えながら読み返すことが多い一冊です。
問題解決にあたってはゴールを共有し、信念を貫くことが重要であること、数字の陰に隠された実態を見抜くことの重要性、情報共有化の意義などが書かれています。
その手法だけでなく、組織論も少し。要は、「企業の究極の目的は、儲けを出すことであり、その全体最適化が問われる」という一言に尽きると思います。
コミュニケーションはキャッチボール
チームを率いていくこと、クライアントの要求・リクエストを正しく把握すること。この2つが起業家・経営者の仕事の最低限だと私は考えています。
この2つを円滑に進めていくためにコミュニケーションを正しく、風通し良くするためのコツを「キャッチボール」に例えて紹介してくれています。
コミュニケーションは仕事だけでなく、ヒトとヒトとが何かを始める時、続けていく時の基盤になるものです。ひとりで全ての出来事に対応するわけではないので、コミュニケーションのやり方やその方法は常に見返していきたいものです。
キャッチボールを成立させるためには、下記4つが必要です。
1.どちらかがはじめたいという意図をもつ
2.相手の同意をとる
3.向かい合って立つ
4.適度な距離をとる・・・そして、相手が受け取りやすいボールを投げる。
聞く能力とは、話しをさせる能力です。話し内容そのものがコミュニケーションの価値であると考えます。
けれども、実際のところ、コミュニケーションで重要なのは、それが続いているということです。たくさんあるということです。
言い換えれば、コミュニケーションは質ではなく、量です。
量といっても頻度です。高い頻度で続いていくということなんです。
不格好経営―チームDeNAの挑戦
DeNAファウンダー南場智子さんの著書です。
ビッダーズ(現.DeNAショッピング)、モバオク、モバゲーとこの本に書かれている内容のほとんどが、私が実際に働いていた時に起こった出来事なので、少し懐かしさもあります。
チームDeNAとして絶えず南場さんが仰っていたことは「利益は社会からの評価である」という一点でした。
起業することを決めた時も、リーダーである心構えや強さを持つことを直接お話いただいたこともあり、悩み・迷うとこの本を開くようになりました。
利益を出すことに真摯に取り組むには、チーム力が必要であること、そのチーム力は何よりもリーダーの覚悟にかかっていることをこの本から学ぶことができると思います。
利益を出すために経営者が覚悟を持って挑んだ軌跡をぜひ!
Author Profile
- 株式会社グロースエンジン 代表取締役社長
- コピーライター・編集者を経て、1999年株式会社インデックスに入社。携帯公式サイトを全36本企画からサービス設計・開発プロデュース・運営、プロモーションを手がける。
2002年株式会社ディー・エヌ・エーに入社。2004年モバオク立ち上げ、2006年モバコレ立ち上げ、2007年skygate、arukikata.com立ち上げ、2009年ビッダーズ事業営業部長2011年モバオクマーケティング部長を担当。
以来、モバイル・Eコマースを中心に、14年間webサービスの企画開発、運営、マーケティングコミュニケーション&デザインを経験する。
2014年2月に株式会社グロースエンジンを立ち上げ、自社サービスの開発と新規事業立ち上げコンサルティング、ECサイトや会員登録サイトの販促マーケティングコンサルなどを展開中。
グロースエンジンオフィシャルサイト
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