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沢村、危険球でぶち壊し!虎党「帰れ帰れ!」

2014年10月17日6時2分  スポーツ報知
  • 5回無死一塁、打者・上本の頭部に死球を当て、危険球で退場となった沢村

    5回無死一塁、打者・上本の頭部に死球を当て、危険球で退場となった沢村

 ◆セ・リーグ クライマックスシリーズファイナルステージ 巨人2―5阪神(16日・東京ドーム

 まさかの制球ミスだった。沢村の抜けた直球が上本のヘルメットを直撃した。5回無死一塁から頭部死球で危険球退場。70球での降板に「上本さんに申し訳ないことをしました」。左翼席の虎党は「帰れ! 帰れ!」の大合唱。異様な雰囲気の中、グラウンドから姿を消した。2番手・久保が流れを止められずこの回一挙3失点。チームにとっても、痛い死球だった。

 初回から飛ばした。直球は150キロ以上を連発して最速154キロ。だが、3回1死から投手・岩田に突如ストライクが入らなくなり、ストレートの四球。続く西岡から3連打で2点を先取された。「こういう試合は結果がすべてです」。5回途中4安打4四死球4失点。CS、日本シリーズ合わせポストシーズン自身11登板目で初黒星を喫した。

 沢村は以前、「チームがピンチで求められているときに勝って立て直す投球がしたい。流れは簡単には止まらない。流れを止められるような投手になりたい」と理想を口にしていた。初戦を落として迎えたこの日は、まさにそのチャンスだったが、自滅で試合を壊した。

 東京Dの阪神戦といえば、8月28日に2安打完封勝利。快投の再現が期待されたが、CSでは09年の巨人・マイケル中村以来、5年ぶりの危険球退場という屈辱の敗戦。「チームが勝てなかったことがすべてです」。第6戦までもつれた場合、中3日で先発の可能性が高い。チームも自身も逆境をはね返すしかない。(片岡 優帆)

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