今度は朝ドラにも言いがかり! 韓国「中央日報」お得意の歴史歪曲〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月17日(金)12時49分配信
 反日なら何でもありの韓国「中央日報」がまたやってくれた。NHKの朝ドラ「マッサン」のモデルになった竹鶴政孝の成功物語を「捏造と偽造と変造」とコキおろしたのである。
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〈「捏偽変創」は完全な排除対象か〉
 中央日報が、こんなコラムを載せたのは10月4日(日本語版)のこと。書いたのは、東京総局長とある。意味不明のタイトルだが、それは後で分かるとして、〈今週NHKで始まった朝の連続ドラマ『マッサン』が大ヒットしている〉
 と同紙はまず書く。それによると、
〈日本人が竹鶴に熱狂する理由は大きく2つあるという。まず日本人特有の勤勉さだ。竹鶴は(中略)24歳で単身でスコットランドに渡った。夜には化学の勉強、昼には町のウイスキー蒸留場を渉猟した〉
〈もう一つは「オンリーワン(only one)」へのこだわり。「最高の正統日本産ウイスキーを作る」として、いかなる妥協もしなかった。「飲みやすいウイスキー」を主張するサントリー創業者のそばを離れてニッカを創業したのもそのためだった〉
 そう前置きしたうえで、
〈しかし、本当にそうだろうか〉
 と珍説を披露するのだ。
〈62年に日本を訪問したリチャード・バトラー英副首相は「ある青年が万年筆とノートでウイスキー製造技術の秘密をすべて盗み出した」と述べた。竹鶴のことだ。言葉は「オンリーワン」だが、結局は「コピー」だったという冗談性の抗議だ。サントリーをやめた理由も「所信」よりも創業者の長男の2世授業が終わったからだった〉
〈また、北海道に創業した会社も、実はウイスキー会社ではなくリンゴジュース会社だった。実際、会社名「ニッカ」も「大日本果汁」の略字。(中略)在庫のリンゴを利用して蒸留酒を作り、“ついで”に少量のウイスキーを作り始めたというのが「隠れた定説」だ〉
 極めつきは次の一文だ。
〈日本の「成功神話」の多くはこのようにファクション(Faction)だ。ファクト(Fact)にフィクション(Fiction)が適切に加味されている。(中略)誇張を少し混ぜて表現すれば「捏偽変創(捏造+偽造+変造=創造)」だ〉
 日本ウイスキーの父・竹鶴政孝もボロクソである。
 だが、よく見ると記事は事実誤認だらけ。まず、同紙はバトラー英副首相が訪日したと書いているが、これはヒューム外相の間違い。“秘密を盗んでいった”という発言は、この時、池田首相に贈った言葉だった。
最終更新:10月17日(金)12時49分
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