「40機配備で頭が一杯」 次期戦闘機は深刻な火力不足

40機配備で事業費の大部分を使用
戦時に必要な武器は半分しか買えず

「40機配備で頭が一杯」 次期戦闘機は深刻な火力不足

 韓国空軍が1機1210億ウォン(現在のレートで約121億円、以下同じ)を投じて配備する次期戦闘機(FX)F35A(写真)が、戦時に搭載する武器の不足のため、本来の戦力の半分程度しか発揮できないことが分かった。韓国軍は先月、計7兆3418億ウォン(約7328億円)を投じて第5世代ステルス戦闘機のF35Aを40機配備することを決め「北朝鮮軍を圧倒的に上回る空軍力を有することになった」と発表した。

 ところが16日、韓国空軍が与党セヌリ党の宋泳勤(ソン・ヨングン)議員に報告した資料によると、韓国軍は、韓半島(朝鮮半島)有事の際にF35Aが必要とする兵器を半分しか購入していなかった。特に、北朝鮮軍の戦闘機に対応するための空対空兵器は45%しか確保していなかった。空対地兵器も、メーカーの米国ロッキード・マーチン社から受け取ったのは必要量の75%だった。40機配備しても、戦時の状況では空対空用に18機、空対地用に30機しか使えないということになる。F35Aには、AIM120・AIM9空対空ミサイル、GBU12・GBU31・GBU39精密誘導爆弾など、さまざまな兵器を搭載できる。

 韓国空軍は「とにかく40機そろえて配備するため、武器などのことを考える余力がなかった」と説明した。FX事業費の大部分(66%)は戦闘機(機体・エンジンなど)の購入に充てられ、武装および施設に使われたのはわずか8%だった。また、韓国軍がFX事業を発表した当時、戦闘機を配備する際には配備機数の10-15%(4-6台)程度の予備エンジンを確保するという慣行を破り、予備エンジンを1台しか確保しないとした点も問題として指摘された。

梁昇植(ヤン・スンシク)記者
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