御嶽山 小中学生が自衛隊員に感謝

10月17日 12時32分

御嶽山のことしの捜索が１６日で中止になったことを受けて、ふもとの王滝村では、地元の小中学生たちが、捜索に当たった自衛隊の隊員に感謝の気持ちを伝えました。

これは、およそ３週間にわたる捜索活動に報いようと行われたもので、自衛隊のトラックなどの臨時の駐車場となっていた王滝村の小中学校のグラウンドには、１７日朝、児童や生徒たちおよそ４０人が集まりました。
子どもたちは、まず、それぞれの部隊に戻るおよそ２０人の隊員を前に、童謡の「故郷」などを歌いました。
そして、子どもたちが「いままでありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えると、隊員たちは拍手で応えていました。
隊員の１人は「行方不明者全員を発見することができず、申し訳ない気持ちです」と話していました。
中学３年生の石井萌乃さんは「捜索中止を知って何かできないかと思い、歌を歌うことにしました。これまでの捜索に感謝しています」と話していました。