[PR]

 第2次世界大戦末期、米軍が日本に対して行った空襲の映像を集めている大分県宇佐市の市民団体「豊の国宇佐市塾」(平田崇英塾頭)が、米国立公文書館から大分や鹿児島など7県での空襲の映像を入手した。煙を上げて燃える鹿児島市の鹿児島駅周辺などが映された計約10分間の映像だ。

 同塾は平和の大切さを伝えるため、2010年から米軍の記録映像を収集。米軍の記録や日本側の文献を参照し、撮影日時や場所を特定している。これまでに約15時間分を入手し、数時間分を解析した。

 今回の映像は、1945年3~8月に大分、鹿児島、佐賀、広島、愛媛、高知、茨城各県で空撮されたもの。戦闘機の主翼に付けたカメラや爆撃機から撮影されたという。