16日の参議院文教科学委員会で、みんなの党の松沢成文議員が2020年東京オリンピックのゴルフ競技会場が霞ヶ関カンツリー倶楽部に決定したことについて、その決定過程が不透明だとして、下村博文文部科学大臣に対し質疑を行った。

 

　松沢議員は、東京都がオリンピックに立候補した当初は江東区の若洲ゴルフリンクスを会場として申請していたにもかかわらず、いつのまにか霞ヶ関カンツリー倶楽部に決まっていたと指摘。「会場へのアクセスや気候、環境、収益性などあらゆる観点から見て若洲の方が適している」と述べた。

 

　また、松沢議員は決定過程が不透明である根拠として日本ゴルフ協会が議事録を公開していないことを挙げたが、下村大臣はこの件について報じた文藝春秋10月号の記事を読んだことを明らかにした上で、「会場の選定に当たっては有識者会議が選考基準を作った上で適正なプロセスを経て選考されたと聞いている」と答えた。

 

（DAILY NOBORDER編集部）

写真：YOUTUBEより