終戦記念日対談
金子兜太さんといとうせいこうさんが「俳句」から戦争と平和を語り合います
【社会】来春捜索再開へ決意 救助隊御嶽山撤収を開始
五十六人が死亡した長野、岐阜県境の御嶽山(おんたけさん)(三、〇六七メートル)の噴火で、長野県の災害対策本部が来春まで捜索活動の打ち切りを決めたことを受け、同県などは十七日、捜索活動を続けた救助隊に感謝を伝える式典を麓の王滝村で開いた。阿部守一知事は「過酷な環境の中、家族の思いに寄り添って、全力で捜索していただき心からお礼を申し上げる」と述べた。 救助活動の拠点になった松原スポーツ公園での式典には自衛隊や消防、警察の救助隊員ら約二百十人が参加した。 王滝村の瀬戸普村長は「二十日にわたる粉骨砕身の活動ありがとうございました」、木曽町の原久仁男も「懸命の捜索救助にあらためてお礼申し上げたい」と語った。 この日の御嶽山は少し雲で覆われていた。隊員らは早朝から撤収作業を開始。関東管区機動隊長野中隊の浅岡真中隊長(42)は「捜索できるのではという思いが心の片隅にある。いつ捜索が再開されてもいいように万全の準備を整えたい」と来春以降の再開への決意を述べた。 御嶽山では七人が依然として不明のまま。九月二十七日の噴火後、延べ一万五千百人が捜索活動に投入された。警察では岐阜県警や警視庁、消防の緊急援助隊は愛知や岐阜、静岡など六都県から応援を受けた。 長野県は来春以降、県内の警察や消防だけで捜索を再開する方針。県災害対策本部は当面維持し、御嶽山の火山活動の警戒にあたる。 PR情報
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