閔妃暗殺と明治国家 (2) - 幕末に準備されていた征韓論
征韓論は、幕末の時点で理論的にも気分的にも十分に準備され、明治維新と同時に実践スタートという動きになる。
by yoniumuhibi | 2014-10-15 23:30 | Trackback | Comments(4)
逆に、明治維新によって、水戸藩などを中心とする国学が廃れてしまったように感じます。島崎藤村の『夜明け前』には、平田篤胤の平田国学に傾倒している主人公が出ていました。この長い小説で国学について、少し勉強させていただきました。中世(武力)の否定が国学のテーマになるようです。明治初期には、国学派により、神仏習合を廃止して、神祇省も設立されたのですが、5年で廃止になりました。
今の神社を中心とする思想体系には、国内思想としての神に制限するだけでなく、明治政府の遂行した松蔭の理論にもとづく征韓論(征清論も含めて)が色濃く反映されているような気がしてなりません。そういう意味では、現政権と思想があうのかも知れません。
今の神社を中心とする思想体系には、国内思想としての神に制限するだけでなく、明治政府の遂行した松蔭の理論にもとづく征韓論(征清論も含めて)が色濃く反映されているような気がしてなりません。そういう意味では、現政権と思想があうのかも知れません。
政権交代可能体制。面白い視点です。勝海舟は実に偉い。それを取り立てた幕閣や、悔し乍らも負けを認めた慶喜も偉い。さらに、大塩平八郎の起義の時に将軍を隠居させたり、隠微に責任追究をしてみたり、有能人材を庇護したり、、。良心的有力幕閣の暗闘は奇跡だ(大袈裟だが)。今やかつての自民党の党内派閥民主主義がジェノサイドされてしまって、幕末の幕閣にも劣る。
琉球と蝦夷地は江戸期に植民地化されていた。薩摩は密貿易でうちなーや人頭税の八重山イェヤマ、蝦夷地のアイヌ、毟られるだけの庶民は代弁勢力を持たぬため酷い目にあった。司馬遼太郎も、江戸期の金肥価格と木綿の普及低価格化を論じつつ、ニシン漁アイヌの殆ど無償労働についても述べていたと思う。豪商や雄藩の誕生とは水呑百姓と琉球蝦夷地の極低廉労働、密貿易と(欧米武器商人)で誕生したものだった。(元の佐幕攘夷思想が倒幕開国へ龍馬粛清でマヌーバーされた。嘘も方便のデマゴーグ。代々教訓伝授か。
今決定的に欠落は、韓国大統領侮辱問題や挑発戦争準備・放射能放置被曝の諸問題を、一般庶民の側で広範に論じ纏まる理論戦線と協力諸勢力だろう。さなくば日本人は亡びる。
琉球と蝦夷地は江戸期に植民地化されていた。薩摩は密貿易でうちなーや人頭税の八重山イェヤマ、蝦夷地のアイヌ、毟られるだけの庶民は代弁勢力を持たぬため酷い目にあった。司馬遼太郎も、江戸期の金肥価格と木綿の普及低価格化を論じつつ、ニシン漁アイヌの殆ど無償労働についても述べていたと思う。豪商や雄藩の誕生とは水呑百姓と琉球蝦夷地の極低廉労働、密貿易と(欧米武器商人)で誕生したものだった。(元の佐幕攘夷思想が倒幕開国へ龍馬粛清でマヌーバーされた。嘘も方便のデマゴーグ。代々教訓伝授か。
今決定的に欠落は、韓国大統領侮辱問題や挑発戦争準備・放射能放置被曝の諸問題を、一般庶民の側で広範に論じ纏まる理論戦線と協力諸勢力だろう。さなくば日本人は亡びる。
丸山真男の哀惜の念
1946年、丸山は日本人として痛恨の極みから論評しています。
「超国家主義は日本国民の上に十重はた重の目に見えぬ網をかけており、現在もその呪縛から完全には解放されていない」と、日本国民に自己省察を呼びかけましたが、その呼びかけに自己陶酔はありませんでした。
丸山真男は、吉田茂の額の下の「洞察と計算」を見逃すまいとずっと注視していたのです。日本が主権を回復した直後の1953(昭和28)年1月、国連軍総司令官クラーク将軍の仲介によって、はじめて東京で開かれた首脳会議の席上でのエピソードがオリバー・ファイルの忘備録に書かれています。
吉田茂の発言は何と立った一言。「われわれの軍国主義者たちに責任がある」と。
受けて李承晩は長い弾劾の演説を始めたのです。「あらゆることは軍国主義たちの責任であり、今後、韓国に対する軍事的侵略はないと表明されてはいかがか。そうすれば、依然として再び韓国を支配しようとする日本の野望と陰謀を怪しみ、恐れている韓国人を安堵させるでしょう。」(続)
吉田茂とは狸です。良心の呵責はなかったのか!
(続)
1946年、丸山は日本人として痛恨の極みから論評しています。
「超国家主義は日本国民の上に十重はた重の目に見えぬ網をかけており、現在もその呪縛から完全には解放されていない」と、日本国民に自己省察を呼びかけましたが、その呼びかけに自己陶酔はありませんでした。
丸山真男は、吉田茂の額の下の「洞察と計算」を見逃すまいとずっと注視していたのです。日本が主権を回復した直後の1953(昭和28)年1月、国連軍総司令官クラーク将軍の仲介によって、はじめて東京で開かれた首脳会議の席上でのエピソードがオリバー・ファイルの忘備録に書かれています。
吉田茂の発言は何と立った一言。「われわれの軍国主義者たちに責任がある」と。
受けて李承晩は長い弾劾の演説を始めたのです。「あらゆることは軍国主義たちの責任であり、今後、韓国に対する軍事的侵略はないと表明されてはいかがか。そうすれば、依然として再び韓国を支配しようとする日本の野望と陰謀を怪しみ、恐れている韓国人を安堵させるでしょう。」(続)
吉田茂とは狸です。良心の呵責はなかったのか!
(続)
(続)
これに対して、>「吉田首相は微笑みをもって答えるのみであった」
これが新聞にスクープされてしまったのです。
その後、1953年10月15日「請求権小委員会第二回会議」久保田発言を知った丸山は、堪忍袋の緒が切れたかのように論評しました。
>「真善美の極地たる日本帝国主義は、本質的に悪を為し能わざるが故に、いかなる暴虐なる振る舞いも、いかなる背信行為も許容されるのである!」
丸山真男は、近代的自我に内在する他者との対話を終生続けた人と思います。
1968年「チェコ事件」を機として、社会主義世界そのものに動揺が起きて国際共産主義運動は多元化していきますが…そのような背景の中で、丸山真男は、絶え間なく追求される複雑なプロセスを経ながら(例えば安保闘争etc.)、絶え間なく新たな経験や現象との出合いにより変容し自己組織化していきました。それは、本質的には弁証法的総合でした。
私自身は、歴史家田中明氏に私淑しています。(15歳、遭遇した『近代日本と朝鮮』は、私を導いてくれました。)また、高文研スタディーズにも多くを学んでいます。が、丸山真男は誠実な人と申しあげたい。
これに対して、>「吉田首相は微笑みをもって答えるのみであった」
これが新聞にスクープされてしまったのです。
その後、1953年10月15日「請求権小委員会第二回会議」久保田発言を知った丸山は、堪忍袋の緒が切れたかのように論評しました。
>「真善美の極地たる日本帝国主義は、本質的に悪を為し能わざるが故に、いかなる暴虐なる振る舞いも、いかなる背信行為も許容されるのである!」
丸山真男は、近代的自我に内在する他者との対話を終生続けた人と思います。
1968年「チェコ事件」を機として、社会主義世界そのものに動揺が起きて国際共産主義運動は多元化していきますが…そのような背景の中で、丸山真男は、絶え間なく追求される複雑なプロセスを経ながら(例えば安保闘争etc.)、絶え間なく新たな経験や現象との出合いにより変容し自己組織化していきました。それは、本質的には弁証法的総合でした。
私自身は、歴史家田中明氏に私淑しています。(15歳、遭遇した『近代日本と朝鮮』は、私を導いてくれました。)また、高文研スタディーズにも多くを学んでいます。が、丸山真男は誠実な人と申しあげたい。
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