【BOX】河野「興毅とやりたい気持ちない」大みそに初防衛戦
2014年10月17日6時0分 スポーツ報知
◆報知新聞社後援 ボクシングトリプル世界タイトルマッチ ▽WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ 王者・内山高志―同級9位・イスラエル・ペレス ▽WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者・河野公平―同級5位・ノルベルト・ヒメネス ▽WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 王者・アルベルト・ロセル―同級9位・田口良一(12月31日、東京・大田区総合体育館)
WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志が、4年連続で日本ボクシング界の大トリを務める。トリプル世界戦(報知新聞社後援)が12月31日に東京・大田区総合体育館で開催されることが16日、発表された。
河野にとって待望の初防衛戦だ。「この半年間、モチベーションが上がったり下がったり大変だった。試合が決まってうれしい」。3月の2度目の王座獲得後、WBAから指名試合として同級2位の亀田興毅(27)との初防衛戦を義務づけられた。ところが、興毅が国内で試合できないため交渉は難航。9月に興行権入札が中止となり、対戦は白紙となった。
興毅戦に振り回された半年間は「ベルトを剥奪されるのが一番嫌だった」と最悪のシナリオまで頭をよぎった。渡辺均会長(64)は「(興毅の)ライセンス更新を条件に(挑戦を)受けるという約束になっている」とV2戦での対戦に前向きだ。しかし、河野は「初防衛戦でやるつもりでガンガン練習していたのにテンションがグーンと下がった。もう(興毅と)やりたいという気持ちはない」と否定的だった。